evoltz耐震実験
2025-06-09 09:27:10

富山で実施されたevoltz耐震実験が示す制振効果の可能性

富山で行われたevoltz耐震実験



2025年5月27日と28日に、富山県の実験施設で行われた振動台実験が注目を集めました。この実験は、木造住宅用の制振装置「evoltz」の性能を検証することを目的としており、全国から26社51名の参加者が集まりました。企画したのは株式会社evoltz(静岡県浜松市)の渥美幸久代表取締役です。

実験の目的と背景


地震に耐える住宅の性能向上は、近年ますます重要視されています。特に、能登半島地震など、過去の地震が実際に引き起こした被害を受けて、耐震性はもちろん、制振性能も求められるようになっています。

今回の実験では、耐震等級3の基準を満たした2つの構造体を用意しました。1つはevoltzを装着し、もう1つは従来のものです。この実験を通じて、制振装置の効果を科学的に証明し、住まいづくりにおける重要なデータを収集することを目指しました。

参加者の反応


参加者たちからは、evoltzの効果を目の当たりにしたことで多くの感想が寄せられました。株式会社秋山住研の秋山社長は、実際の実験を見て「これは絶対に取り入れるべき」との強い印象を持ち、意見交換できたことに感謝していました。また、グローバルハウスの渡邊部長は、実際の揺れが想像以上であり、耐震等級3でも地震波によって住宅が徐々に損傷する可能性を実感したと言います。

実験の詳細な流れ


実験概要


  • - 対象構造体
1. 耐震等級3の構造体
2. 耐震等級3の構造体 + evoltz

実験では、能登半島地震を模した繰り返しの揺れによって、構造体の耐久性をテストしました。実験の結果、耐震等級3単体の構造体では3回目の加振で安全限界を超えましたが、evoltzを装着した構造体は7回目の加振まで耐えることができました。これによって、evoltzが標準装備されることで地震に対する耐性が2倍に向上することが示されました。

実験を通じた学び


この実験を通して、地震発生時の脅威に対する理解が深まりました。地震は単発ではなく、余震が続くことが多いことに注意が促され、参加者たちは防災意識を新たにしました。株式会社アイジーコンサルティングの佐原執行役員は、繰り返し起こる地震がもたらす影響の怖さを実感したと語りました。

まとめ


この実験は、evoltzの優れた性能を実証しただけでなく、家づくりにおける耐震・制振の重要性が改めて認識される良い機会となりました。これからも、より安全な住宅を提供するためにはこのような研究と実験が不可欠と言えるでしょう。

evoltzについて


最後に、制振装置evoltzは、バイリニア特性を持ち、小さな揺れから大きな揺れまで効果的に対処が可能です。特許を取得したこの技術は、木造住宅専用に小型化されています。

このような新しい技術の導入によって、地震に強い家づくりがより一層進むことが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社evoltz
住所
浜松市中区高丘西2-3-6
電話番号
053-522-7766

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