FLNと一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームが協定を締結
株式会社フューチャーリンクネットワーク(FLN)は、一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム(CPF)とともに、教育魅力化を通じて新たな関係人口の創出を目指す連携協定を結びました。この重要な協定は、FLNが運営する地域情報プラットフォーム「まいぷれ」や関係人口創出メディア「Nativ.media」を活用し、地域の魅力を高めることを目的としています。
1. 背景
FLNは、全国の853市区町村を網羅する情報基盤「まいぷれ」を運営し、地域社会の活性化を図ってきました。一方、CPFが手掛ける「地域みらい留学」は、都市部に暮らす中学生が全国の公立高校に進学し、3年間の地域滞在を通じて地域とのつながりを深めることを目的としたプログラムです。このプロジェクトにはすでに全国で173校が参加しており、これまでに4千名を超える生徒が地域に関与してきました。
2. 取り組み内容
今回の包括連携協定に基づいて、両者は以下の具体的な取り組みを進めていく予定です:
Nativ.mediaを通じた広報支援
【地域みらい留学のPR活動】
地域みらい留学に関する特集記事をNativ.media上に掲載し、参加高校や自治体の広報をサポートします。特に2025年には「Nativチャンネル」を新設し、地域みらい留学専用の情報発信を強化する予定です。
スポンサーの募集と寄附促進
地域みらい留学を支援する企業を募り、加えて島根県海士町への企業版ふるさと納税を促進します。これにより、企業と教育機関が連携した新たな共創モデルを形成します。
探究学習プログラムの開発
生徒が地域固有の課題をテーマに企業と協力しながら探求する学習プログラムを共同開発。これにより、地域に特化した人材育成と関係人口の形成を進めます。
3. 期待される効果
この協定の実施により、教育を通じた新しい関係人口のアウトリーチが期待されます。地域みらい留学に参加する生徒たちが卒業後に地域を意識することで、地域回帰やUターンを促し、さらに企業との連携を強化することで、より健全な人材循環を促進します。結果として、地域の教育機関や行政、企業が手を組むことで地域経済の持続的発展が見込まれています。
4. 今後の展望
両者はこの協定を通じて、教育魅力化を通じたモデルを全国規模に拡大し、「教育×関係人口」をテーマにした地域共創エコシステムの構築を目指します。全国の各自治体や教育機関と密に連携し、イベントや取り組みを進めていく予定です。
株式会社フューチャーリンクネットワークのコメント
FLN執行役員の佐宗勇志は、「今回の協定締結は非常に喜ばしいことであり、地域の魅力を発掘し持続的な地域活性化を図るために全面的な支援を行います」と述べています。
今回の提携を通じて、地域の未来を切り開くための様々な取り組みが進むことに期待が高まります。