障がい者アーティストと共に生まれる新たなデザインの世界
デザインやアートは、単に美しさだけでなく、社会を動かす力を持っています。特に、障がい者アーティストとの共創によって生まれる作品は、私たちの生活に新しい価値をもたらしています。株式会社クロス・カンパニー(以下、クロスチーム)は、東京都世田谷区を拠点に、障がいのあるアーティストたちとプロのデザイナーが集まるワークショップを通じて、さまざまな商品を展開しています。この取り組みは、単なるアートの創作にとどまらず、障がい者の社会参画を促進するため大きな意味を持っています。
共創のチカラ
クロスチームの特徴は、障がい者アーティスト、すなわちチャレンジド・デザイナー®とのコラボレーションにあります。「挑戦できる、可能性がある」という意味を込めたこの呼称は、彼らの多様な感性を尊重し、創造性を引き出すことを目的としています。ワークショップでは、障がい者アーティストのユニークな視点やアイデアがプロのデザイナーとシナジーを生み出し、新しいアート作品やデザインが形作られます。これにより、アートは生活の一部となり、誰もが楽しめる商品として世に出るのです。
最新のコラボレーション事例
クロスチームでは様々な企業と連携し、障がい者アーティストとの共創から生まれる商品を展開しています。以下に、いくつかのプロジェクトを紹介します。
1) ファミリーマート「コンビニエンスウェア」
昨年の成功を受け、2025年5月20日より全国のファミリーマート16,300店舗で、新たに7点のアイテムが販売されます。これには、今治タオルハンカチやトートバッグ、ノートが含まれ、アート作品が日常生活の中で触れられる機会を提供します。詳細は
こちらをご覧ください。
2) smachi「次世代のハンカチ&コースター」
チャレンジド・デザイナー®12名のアートを活かした、持続可能でスタイリッシュなハンカチとコースターがsmachiのオンラインショップで好評発売中です。こちらも日常に溶け込みながら、アートと共に生活する楽しみを提供しています。詳細は
こちらで確認ください。
3) 技collection「有田焼・波佐見焼の器」
障がい者の社会参画と伝統工芸を融合させた器が完成しました。職人と共に手掛けたこの商品は、オンラインショップで販売中で、多くの方に新しいアートの形を届けています。詳しくは
技collectionをご覧ください。
4) アールビバンの「チャレンジド・アート展」
『絵のある生活を届ける』という理念のもとで、アールビバンが新たに開催している「チャレンジド・アート展」では、特別な技法や物語を持つ作品が多数展示されています。こちらも、社会的な価値を現実のものとするための重要な取り組みです。詳しくは
こちらで情報をご確認ください。
オンラインショップの展開
クロスチームは、ワークショップから生まれた商品をオンラインショップでも販売しています。ここでは、単なる商品としてのアートだけでなく、障がい者アーティストとの接点を持つことができます。アートを通じて彼らの活動を応援できる仕組みが整っており、より多くの人々にアートの魅力を届けています。ぜひお気軽に
オンラインショップをご覧ください。
まとめ
クロス・カンパニーの取り組みは、単なるデザイン制作を超え、障がい者アーティストと社会がつながる新しいスタイルを確立しています。共創によるデザインが、私たちの日常生活にどのように影響を及ぼし、新たな価値を生み出すのかに注目が集まっています。今後のプロジェクトに期待が高まる中、ぜひその目で新しいアートの形を体験してみてください。