KMS-SOCが新たにSentinelOneのセキュリティサービスを開始

兼松エレクトロニクスの新たなマネージドセキュリティサービス

兼松エレクトロニクス株式会社（代表取締役社長：渡辺亮、本社：東京都中央区）は、自社のKEL Managed Service（KMS）をさらに進化させ、特に注目される「SentinelOne」マネージドセキュリティサービスを2023年11月26日より提供開始しました。この新サービスは、セキュリティ分野での専門知識を備えたCyber Security Management Center（CSMC）が運営し、顧客のサイバーセキュリティを強化することを目的としています。

サービス開始背景

近年、デジタルトランスフォーメーション（DX）の促進、クラウドサービスの普及、そして新型コロナウイルス感染症の影響によるリモートワークの急速な浸透などが、企業のセキュリティ環境に変革をもたらしています。従来の境界型セキュリティから「ゼロトラストモデル」へとシフトし、外部と内部の通信を常に検証する必要性が高まっています。このような環境下で、エンドポイント上の不審な行動を即座に検知し、対処する能力を持つEDR（Endpoint Detection and Response）がますます重要になっています。

未確認な脅威に対して敏感に反応し、マルウェア感染時にも迅速な隔離が行えるEDRが新しいセキュリティ手法として求められています。KELでは、クライアントの情報資産を保護するためにEDRソリューションを積極的に提供してきましたが、専門知識を持つ人材が不足しているのが実情です。これに対して、「SentinelOne」マネージドセキュリティサービスの開始により、これらの課題をより効果的に解決できることを目指しています。

サービスの特徴

新たに追加されたSentinelOneのマネージドセキュリティサービスは、世界的に高い評価を受けており、自律型EDRの特徴を活かして迅速な脅威の検出と対応が可能です。主な特徴は、以下の通りです：

1. 初期チューニングのサポート：お客様の環境に基づいて効果的なセキュリティ監視のための初期設定を行います。
2. セキュリティプロフェッショナルによる監視・分析・対応：24時間365日体制で、専門家による脅威への迅速な対応が行われます。
3. 個別運用カスタマイズ：それぞれのお客様のニーズに応じた運用が提供され、特別な要件も相談できます。
4. 専用ポータルサイトでの運用：いつでもインシデント内容を確認できる環境が整えられ、運用の負担を軽減します。

CSMCの役割

CSMCは高度なセキュリティ知識を持つ専門チームで構成され、これまで提供していたITインフラの運用サービスとセキュリティ領域のサービスを統合することで、包括的なセキュリティ対策を実施しています。リスクの早期発見や、営業や技術部門との連携を強化することで、顧客情報の管理と保護に寄与しています。

今後の展望

KELグループは、お客様のデジタルトランスフォーメーションに寄与する戦略的パートナーとして、アライアンスの強化やエコシステムの形成を推進します。これにより、新たに継続的な脅威エクスポージャ管理（CTEM）サービスの提供を検討しており、組織の情報資産がサイバー攻撃に直面するリスクや脆弱性を継続的に特定・評価し、それに対する効果的な対策を講じていきます。

株式会社ブロードバンドセキュリティについて

関連会社である株式会社ブロードバンドセキュリティ（BBSec）は、2000年設立のセキュリティサービスプロバイダーであり、高い技術力と豊富な経験を持っています。彼らの提供するG-SOC®が、24時間体制での監視を支え、顧客のセキュリティを保護します。

この新しいマネージドセキュリティサービスは、顧客の安全なIT環境の確保に向けた重要なステップとなるでしょう。今後の展開に目が離せません。