IDCフロンティアがGPU向けサービスエリアを増床
株式会社IDCフロンティアは、東京府中データセンターにおいて、GPUやHPCサーバーの超高発熱機器に対応した「高負荷ハウジングサービス」のエリアを増床したと発表しました。本サービスは、AI研究や開発に関わる多くの企業からの需要を受けており、現在の提供エリアがほぼ満床に達しています。この需要を受けて、2024年から2025年にかけて新たなエリアが追加されることになりました。
新たなエリアの特徴
新たに増床したエリアでは、1ラックあたりの供給電力が強化され、最大30kVAの電力供給が可能となりました。これにより、AI技術の進化に合わせた高集積なデータセンター環境が実現されます。
今回の増床によって、約60ラックが追加され、現在の提供ラック数は合計で約100ラックに達しました。最終的には、合計230ラックを提供することを目指しています。この設備拡充は、AI研究や開発現場の進化に寄与するものと位置付けられています。
高負荷ハウジングサービスの仕様
増床された「高負荷ハウジングサービス」には、以下のような特徴があります:
- - 提供拠点: 東京府中データセンター
- - 空調方式: リアドア型水冷空調機(冗長構成)
- - ラック電力: 標準15kVA、最大30kVA
- - 最大提供ラック数: 230ラック(全体では約4,000ラック収容可能)
- - ユニット数: 最大50ユニット
- - ラック積載荷重: 1,050kg
- - 認証システム: 顔認証、静脈認証、カード認証
- - ネットワーク接続: インターネットまたは閉域網
- - マネージドサービス: オンサイト運用アウトソーシング、サーバー基礎構築、データ消去など
今後の展開
IDCフロンティアは、引き続きお客様のニーズに応えた高品質なAIデータセンターサービスを提供していくため、設備拡充の計画を進めています。この増床によって、より多くのAI研究や開発環境を支え、技術革新を推進する基盤を整えることを目指しています。
さらなる詳細情報
「高負荷ハウジングサービス」や「東京府中データセンター」の詳細については、以下のリンクを参照してください。