金子未弥個展『未発見の小惑星観測所』の開催に関するご案内
2022年8月19日から10月2日まで、東京都千代田区の3331 Galleryで金子未弥の個展『未発見の小惑星観測所』が開催されます。この展覧会では、金子未弥が「都市とは何か」という疑問をもとに、参加者の記憶や経験を反映させた新たな都市の肖像を創造する試みが行われます。
展覧会の概要
本展の主な目的は、金子未弥との対話を通して参加者自身が持つ都市の記憶やイメージを掘り起こし、その結果として新たな地図やアート作品を生成することです。金子は、工業用資材を用いたインスタレーションやワークショップを通じて、見えない都市の姿を顕在化させ、都市の記憶を再構築します。
公開制作の実施
特に注目すべきは、会期中の展示室内で行われる公開制作です。参加者は電話を介して金子未弥と直接会話し、その内容をもとに彼女が「未発見の小惑星」を描いていく過程を楽しむことができます。このインタラクティブなアプローチは、参加者にとって新しい発見の場となるでしょう。
関連イベントの詳細
さらに、9月23日には人類学者でデザイナーの中村寛氏とのトークセッション「誰も気にも留めない都市論のために」が行われます。このセッションでは、金子未弥の創作の本質に迫り、彼女のアートと社会との関係についての深い洞察が得られることでしょう。また、最終日には金子によるクロージングトークも予定されています。
アーティスト・金子未弥のプロフィール
1989年に横浜で生まれた金子未弥は、多摩美術大学大学院で博士号を取得。その後、彼女は多様な地域で展示を行いながら、人々の記憶から都市の姿を描き出す作品を発表しています。特に、記憶と記録をテーマにした作品が評価され、2022年の「KYOTO STEAM 2022国際アートコンペティション」では準グランプリを受賞しました。
金子は、見えないものへの探求を続け、参加者とのリアルな対話を通じてアートをより身近なものとして体験させます。彼女の作品がどのように都市を映し出し、どんな新しい地図を描くのか、ぜひ会場で直接その過程を体感してください。
開催詳細
- - 会期: 2022年8月19日(金)〜10月2日(日) (会期中無休/入場無料)
- - 時間: 11:00~19:00 (最終日は18:00まで)
- - 会場: 3331 Gallery (東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 1階 104)
- - 主催: 3331 Arts Chiyoda
- - URL: 3331 Arts Chiyoda
この展覧会を通じて、都市と記憶の不思議な関係を探る旅に出かけてみませんか?