Semperis製品を導入
2025-09-25 12:34:03

東京エレクトロンデバイスがセキュリティ強化を推進、Semperis製品を国内初導入

東京エレクトロンデバイスがついにSemperisのITDR製品を日本市場に導入



東京エレクトロンデバイス株式会社(TED)が、米国のサイバーセキュリティ企業Semperis(センぺリス)と販売代理店契約を締結しました。この契約により、企業の基幹システムであるActive Directory(AD)を対象としたITDR(Identity Threat Detection and Response)製品を国内初として販売を開始します。販売は2025年9月25日からとなる予定です。この動きは、企業のセキュリティを著しく向上させ、特にADを狙ったサイバー攻撃に対抗するための重要なステップとされています。

背景: 増加するADへの脅威


近年、多くの企業がActive Directoryを利用していますが、サイバー攻撃のターゲットとして狙われることが増えています。ADは、ユーザーやデバイスの管理、セキュリティ強化、社員の権限管理など、業務に欠かせないインフラです。しかし、20年以上も利用されてきた技術であるため、攻撃者にとっての弱点が明らかになっています。これにより、企業は急速に変化するサイバーリスクに対処する必要があります。

SemperisのITDRソリューションの特徴


SemperisのITDR製品は、ADの保護に特化した画期的なソリューションです。この製品は、AD内部の全ての変更をリアルタイムで監視・可視化できる他、攻撃者による権限変更を検知した際には、自動で復旧する機能を備えています。これにより、企業は業務の継続性を確保することが可能になります。

特徴1: 深い知見と保護機能の提供


Semperisの特筆すべき点は、ADに対する脆弱性を熟知していることです。専用の検知・防御機能が搭載されており、攻撃者の動きを素早く察知・対処できます。

特徴2: 自動復旧機能の実装


「検知・対応」に加え、侵害が行われた後のADを自動で復旧させる機能が搭載されています。これにより、ランサムウェア攻撃や大規模な侵害があった場合でも迅速に元の状態に復帰でき、業務の継続性が保たれます。

特徴3: 変更の完全な監査と可視化


ADの内部で行われたすべての変更を追跡・監査することができ、攻撃者による不正な操作も明るみに出すことが可能です。これにより、従来のセキュリティ対策を強化し、違法な行為を見抜く助けとなります。

日本企業が直面する課題解決への貢献


Semperisは、米国の主要な政府機関や金融・医療分野での活用実績を持っており、その信頼性が国際的に評価されています。東京エレクトロンデバイスは、これらの製品を通じて、日本企業が直面する以下の不可欠な課題に対処することを目指しています。

  • - ハイブリッド環境の保護: オンプレミスとクラウド環境が混在する日本企業のデジタル基盤を安全に統合し管理する。
  • - 事業継続性の強化: ランサムウェアや自然災害によるAD停止からの速やかな復旧を図り、社会的な信頼を維持する。
  • - 人材不足への対応: 運用負荷を軽減し、専門的な知識がなくても簡単に使用できる自動化機能を提供することで、運用上の課題に応えます。

Semperis社の概要


Semperisは、ハイブリッド・マルチクラウド環境におけるセキュリティ保護の専門企業です。数多くのIDサービスの保護に成功し、1億を超えるIDを守っています。特に、ADやEntra ID、OktaなどのハイブリッドID環境の防御に特化しており、企業のサイバーセキュリティを向上させるための取り組みを行っています。

お問い合わせ先


東京エレクトロンデバイスへの問い合わせは、こちらのフォームをご利用ください。

この新しい取り組みが、日本の企業にとって重要なセキュリティ強化の一助となることは間違いありません。今後の展開に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
東京エレクトロン デバイス株式会社
住所
東京都渋谷区桜丘町1番1号渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー
電話番号
03-6635-6000

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