射水市とTerra Charge、EV充電設備整備で協力関係を構築
富山県射水市と、EV充電サービスを提供するテラチャージ株式会社が連携協定を結び、公共施設へのEV充電設備の整備を進めることが明らかになりました。この協定は2025年1月9日に射水市役所にて締結され、射水市長の夏野元志氏とテラチャージの責任者である本郷真平氏が出席しました。
背景
昨今、2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みが加速しており、特に電気自動車(EV)の普及とそれに伴う充電インフラの整備が求められています。経済産業省は2030年までにEV充電器の設置を30万口に増やすことを目指しており、充電環境の改善は全国的な課題です。
射水市は、「射水市ゼロカーボンシティ」を宣言し、地域の温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指しています。市の総合計画ではカーボンニュートラルを重要な施策に位置付けており、テラチャージとの連携もその一環です。
連携協定の詳細
今回締結された協定によれば、テラチャージが設置する充電設備は、初期費用や維持管理費用を無償で提供されることになります。具体的には、射水市内の11つの公共施設に、6kWの普通充電器を2口ずつ設置し、合計22口が整備されます。この充電設備は、2025年2月1日から利用可能となる予定です。
設置場所には、救急薬品市民交流プラザや市民病院、新湊コミュニティセンターなどが含まれ、地元住民や来訪者の利便性向上に寄与します。
市長のコメント
射水市長の夏野元志氏は、テラチャージとの連携により、EV充電インフラの整備が進み、地域の脱炭素化に向けた大きな一歩となることを期待しています。また、充電環境を充実させることで、電気自動車の普及を促進し、環境問題への取り組みを強化する意義を語りました。
テラチャージの取り組み
テラチャージは、2022年4月から本格的にEV充電インフラの整備に乗り出し、全国76自治体と連携協定を結んでいます。この協定の締結を通じて、射水市は77番目の自治体となります。本郷真平氏は、協定を契機に充電インフラの整備が進むことを期待し、市民の皆様がサービスを活用することを促しています。
EV充電「テラチャージ」とは
テラチャージは、モバイルアプリから簡単に利用できるEV向け充電サービスです。アプリを通じて多様な機能を提供し、ユーザーは充電スポットを探し、充電料金の決済もスムーズに行えます。さらに、24時間対応のコールセンターも完備されており、安心して利用することができます。
射水市の魅力
射水市は、日本海に面した美しい地域で、自然環境に恵まれています。また、充実した物流インフラも整っており、観光やビジネスの拠点として注目されています。今回は、地域の発展と環境問題への取り組みが一体となった重要な施策として、これからの進展にも期待が集まります。