NTTドコモが推進する環境に優しい選択肢
NTTドコモが新たに発表した「エコハードケース」は、お客さまから回収した素材をリサイクルして製造された初のスマートフォン用ケースです。この商品は2025年9月19日から、全国のドコモショップやオンラインショップで手に入ります。また、2025年の大阪・関西万博でも「サーキュラーエコノミー研究所」として展示される予定です。
リサイクル活動の一環として
ドコモでは1998年から携帯電話のリサイクル活動「ドコモ ケータイリサイクル」に取り組んでおり、その中で集めたSIMカード枠を100%リサイクル素材に利用しています。これまで、回収した素材は資源として売却していましたが、今回は自社の製品として再利用する新たなステップを踏み出しました。これにより、廃棄物の減少と環境保全を同時に図っています。
環境に優しい商品
「エコハードケース」の特徴は、回収した素材を使った点です。このケースは新規プラスチックを用いず、環境に配慮した製品づくりをしています。一つのケースには、約7.5枚分のSIMカード枠が使用されており、使用することで温室効果ガスの排出量を20%も削減することができます。
また、製品は薄くて柔らかい素材でありながら、スマホをしっかりと保護します。色も自然の色合いを活かし、アースグリーンの一色展開が予定されています。
販売情報
販売価格は税込みで1540円。購入は全国のドコモショップまたはオンラインショップから可能です。
持続可能な社会への貢献
ドコモグループは「Green Action Plan」を掲げ、2030年までに廃棄物リサイクル率99%を目指しています。これには、さらなる3R活動(Reduce, Reuse, Recycle)の推進や、携帯端末の回収強化を含め、積極的な取り組みが行われています。また、売上金の1%は公益財団法人日本自然保護協会に寄付されます。
企業は単に製品を販売するだけでなく、社会全体の持続的な発展や地球環境保全にも貢献していく必要があると認識することが重要です。ドコモは、今後も製品やサービスの提供において、リサイクルと環境保護を意識した活動を続けていくことでしょう。
その他の活動
経済産業省が主催する「サーキュラーエコノミー研究所」では、循環経済について学べる体験型催事が行われ、ドコモはこの場でエコハードケースの使用過程やその意義についてアピールします。これは科学漫画「サバイバル」シリーズとコラボするなど、楽しい方法で循環経済を広める試みでもあります。
結論
「エコハードケース」は、リサイクルを通じて環境保護に貢献する新しい選択肢を提供する製品です。スマートフォンを使う私たちが、このようなエコ商品を選ぶことで、少しでも地球に優しい行動をとることができるのです。ドコモの取り組みにも、ぜひ注目したいですね。