防災意識の向上を目指すSBIいきいき少短の調査結果

SBIいきいき少額短期保険株式会社が9月1日の「防災の日」に合わせて実施した地震・防災に関するアンケート調査の結果が発表されました。この調査は、全国の20歳以上の持ち家に住んでいる人々を対象に行われ、1,111名からの回答を得ています。調査は何度も行われており、今回で13回目となる重要なデータを提供しています。

地震への不安と現状

調査によれば、現在最も不安を感じている災害は「地震・津波」で、なんと過半数の55.6%の人々がそのリスクを指摘しています。また、57.8%の回答者が「近い将来に大地震が発生する」と考えています。このような状況に置かれている中で、多くの人々が自身の住居に関しても心配されています。特に、64.7%の人々が、自宅が地震で倒壊や損傷する可能性があると感じているのです。住宅の築年数を理由に挙げる人が多く、その割合は58.7%に達しています。

避難のタイミングと準備状況

大地震が発生した場合に避難を考えるタイミングとしては、「建物が被害を受けたら」という回答が46.4%と最多でした。次いで「インフラが止まったら」の42.7%が続いています。が、驚くべきことに、家庭での防災対策を特にしていないと回答した人は25.8%にのぼります。非常食を準備している人は47.7%となっていますが、その中でも3日分の備蓄が不足しているとする人は25.3%です。準備している人の中で点検頻度を問うと、75%が1年以内に見直しを行っていると答えています。

再建費用と保険意識

地震による自宅の被害を受けた際の再建費用についても調査が行われました。「特に準備をしていない」との回答は35%と、昨年よりも0.6ポイント上昇していることがわかりました。それに対し「地震保険」を贖っている人は44.7%とまだ多いですが、全般的に保険の意識は低下傾向にあるようです。さらに、公共支援を受けるために必要な「罹災証明書」について3人に1人が知らないという現実も明らかになりました。