2025年12月、株式会社メディアプラスは、ノルウェーのハイテク企業Cyvizとの国内販売代理店契約を締結し、新たなAVソリューションの展開を発表しました。Cyvizは企業の会議室やコントロールルーム向けに、高度なビデオウォールや管理プラットフォームなどを提供しているグローバルリーディングカンパニーです。
Cyvizは1998年に設立され、以来、企業の会議設備における多様なニーズに応え続けてきました。これまで、多くの会社が役員会議やコントロールルームを構築する際に、異なるベンダーとの要件整理やカスタマイズに手間を要していました。この複雑さは、プロジェクト全体の効率を低下させる要因でもありました。しかし、Cyvizのソリューションはこの状況を解決するために新たなアプローチを提供します。
具体的には、Cyvizのシステムは、直感的なインターフェースを備え、全ての拠点で共通の操作性を持ち合わせています。これにより、個別の拠点での設計の違いや、管理の属人化を防ぎ、運用の効率を大幅に向上させます。直感的な操作で、複数のディスプレイや各種の制御が標準化されているため、ユーザーにとって非常に扱いやすい環境が実現されています。
Cyvizの製品概要
Cyvizは会議室向けに主に「Xソリューション」と「Mソリューション」という二つの基本パッケージを提供しています。どちらのソリューションにも、使いやすいタッチコントローラーが含まれており、Microsoft Teams Roomsとの統合も可能です。
- - Cyviz Xソリューション:高性能なビジュアライゼーション環境を提供し、指令・統制センターのサポートも可能です。このソリューションは、どの会議室でも非常に強力なビデオプロセッサーを基盤にしているため、卓越した会議体験を実現します。
- - Cyviz Mソリューション:小規模から中規模の会議室向けに設計され、さまざまなデバイスと統合されることを目的としています。このシステムは、特にフレキシブルな運用を求める企業に向けた理想的な選択肢です。
Cyvizの特長
1.
Cyviz Easy コントローラー:このコントローラーは、ユーザーが必要な機能のみを表示できるシンプルなインターフェースを持ち、モジュール式設計によりカスタマイズも柔軟に行えます。
2.
Cyviz Easy サーバー:各種 AV 機器やディスプレイを一元管理できるため、メーカー依存がなく効率的なサポートが可能です。
3.
Cyviz Easy リモートアクセスエージェント:IoTやAV機器をネットワーク越しに管理し、遠隔からのサポートを実現します。これにより、IT管理者は各拠点に出向くことなく、スムーズな運用が行えます。
両社のコメント
CyvizのエグゼクティブバイスプレジデントAnas Hawari氏は、「日本の新たなパートナーとしてメディアプラスを迎えることができ、大変嬉しく思います。彼らの高い専門性は、私たちの提供するソリューションにとって、大きな価値をもたらすでしょう」とコメントしています。
また、メディアプラスの代表取締役社長、菅野尚子氏は、「Cyviz社との提携により、従来の複雑なシステムをシンプルにし、他社のAV機器も管理可能となることで、持続可能なサービスが提供できることを嬉しく思います」と、期待を寄せています。
このように、メディアプラスとCyvizの提携は、これまでの会議室運用の常識を覆し、企業の期待に応えるための新たな一歩を踏み出しました。今後、両社の協力によって、更なる革新が期待されます。