部活と大学受験
2023-01-05 07:20:01
部活と受験の関係性:一流大学合格のための新しい視点
近年、大学進学を目指す学生の中で部活動が果たす役割についての議論が盛んです。特に、九州大学医学部医学科に合格した学生たちの実態を調べた結果、驚くべきことが明らかになりました。それは、合格した75.6%の学生が部活動に参加していたという事実です。これに対して、部活動を行っていなかった学生はわずか24.4%でした。
竜文会代表の中原遼太郎氏は、大学受験指導を行う中で、学生やその親から「部活と受験は両立できるのか」という悩みが多く寄せられると語ります。特に、部活動が忙しくなることで成績が上がらないのではないかと心配する親が多いそうですが、実際のデータはその逆行を示しています。
中原氏は、自己の経験を交えつつ、どのように部活動が受験勉強にプラスの影響を与えたのかを説明します。彼自身、高校時代には陸上部に所属し、忙しい日々を送っていましたが、それでも九州大学医学部に現役合格を果たしました。この経験から、中原氏は「部活動をやっていた方が、むしろ勉強に対するモチベーションや時間の使い方が上手くなる。」と指摘しています。
部活動をすることによって、学生は時間の管理能力が向上します。限られた時間の中で学業と部活の両方をこなすことで、効率的な学び方を確立するのです。一方、部活動を辞めてしまうと、今度はスマホやSNSなど、誘惑が溢れる環境に戻り、勉強に集中できなくなるというリスクもあります。ここに部活の意義が隠されているのです。
さらに、中原氏は部活動を続けている学生が持つ「最後の追い上げ」の力についても語ります。限られた時間の中で得た集中力や体力は、受験本番での勉強に大いに役立つと言います。部活動を引退した瞬間、全力で勉強に取り組むことができるため、学業成績が一気に向上する例が多く見受けられるのです。
中原氏は、オンライン教育への取り組みも行いながら、地方に居る学生が有名進学校と同等の学びの環境を持てるよう尽力しています。彼の理想は「誰もが良質な教育を受けられる環境を整えることで、地方にいながらも難関大学への道を開く」ことです。これは、地方出身の学生にとって希望の光となるでしょう。
最後に、中原氏が設立した合同会社CENTRIVERは、受験指導の際に生徒一人一人に合った勉強法を提供し、合格戦略の立案から実行までをサポートしています。このように、部活動と大学入試の関係性を理解することが、学生にとってより良い未来を切り開く一助になるのではないでしょうか。これからの受験生は、部活動を通じて得られる経験をどう活かすかが、合格へとつながる大きな要因となるかもしれません。
会社情報
- 会社名
-
合同会社CENTRIVER
- 住所
- 福岡県福岡市博多区千代1-21-21イーストパーク21 203
- 電話番号
-
092-600-0101