海外子女・帰国子女の未来を拓く連携:海外子女教育振興財団と国際高等専門学校の協定締結
2024年11月19日、海外子女教育振興財団(JOES)と国際高等専門学校(国際高専)が、海外子女・帰国子女の進学およびキャリア形成支援に関する協力協定を締結しました。石川県白山市にある国際高等専門学校白山麓キャンパスで執り行われた調印式には、関係者らが集まり、新たな連携への期待が大きく膨らみました。
国際高専は、1962年に金沢工業高等専門学校として設立され、長年にわたり優秀な技術者を輩出してきた歴史ある教育機関です。2018年には、国際高等専門学校と名称変更し、グローバル社会に対応できる人材育成に力を入れています。一方、JOESは、海外で教育を受けた子どもたちの支援を目的とした公益財団法人です。
両者は、2018年から白山麓キャンパスで英語漬けの宿泊型ワークショップなどを共同開催するなど、既に緊密な連携を築いてきました。今回の協定締結は、そうした関係をさらに深化させ、より効果的な支援体制を構築するための重要な一歩となります。
協定による具体的な取り組み
今回の協力協定に基づき、JOESと国際高専は、以下の具体的な取り組みを実施していきます。
進学情報提供: 国際高専への進学を希望する海外子女・帰国子女の情報提供を強化します。
進路ガイダンス: 進路・キャリア選択に関する説明会などを共同で開催し、学生たちの将来設計をサポートします。
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イベントへの優先参加: 国際高専が開催するオープンキャンパス、サマーキャンプ、入試説明会などに、JOESの会員が優先的に参加できるようになります。
これらの取り組みを通して、海外子女・帰国子女がそれぞれの才能を最大限に発揮できるよう、両機関が連携して支援体制を強化していきます。
調印式の様子
調印式には、学校法人金沢工業大学理事長、JOES理事長、国際高専校長らが参加し、それぞれが協定への期待を述べました。和やかな雰囲気の中、調印が行われ、参加者らは記念撮影を行いました。
今後の展望
今回の協定締結は、海外子女・帰国子女の教育支援における大きな一歩です。JOESと国際高専は、今後も連携を強化し、多様なバックグラウンドを持つ学生たちが、日本で活躍できるよう支援を続けていきます。グローバルな視点と高い専門性を兼ね備えた人材育成に貢献することで、日本の未来を担う人材育成に貢献していくことを目指しています。
問い合わせ先
海外子女教育振興財団教育振興チーム
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