女性に優しい職場を目指すF30プロジェクトが「モヤモヤ調査ブック」を発表

女性に優しい職場を目指すF30プロジェクトの取り組み

3月8日の国際女性デーを控え、F30プロジェクトが新たな試みとして、「モヤモヤ調査ブック」を発表しました。このプロジェクトは、女性管理職100名以上から得たさまざまな声を元にしており、仕事におけるジェンダーギャップや無意識の偏見（アンコンシャスバイアス）、女性の活躍に向けた施策に対する「モヤモヤ」を一冊にまとめたものです。

モヤモヤの内容

今回の調査からは、多くの女性が日々の業務においてどのような心の葛藤を抱えているかが見えてきました。たとえば、ある40代の女性は、いくら熱意を持って話しても、自身が「感情的」と評価されがちであることに悩んでいます。また、20代の女性は、自身が評価されている理由が本当に実力によるものか、それとも若さや性別に起因するのか分からないという不安を抱えています。30代の女性からは、「取引先で秘書扱いされる」との声も聞かれ、女性管理職の地位向上に向けた課題が浮き彫りになりました。

フィードバックをもとにした可視化

F30プロジェクトでは、モヤモヤを可視化することで、女性だけでなく全ての人が気持ちよく働ける職場環境の実現を目指しています。これにより、働く女性のロールモデルを可視化し、多様性を尊重した組織文化の構築につなげることができると考えています。多様なバックグラウンドを持つ女性たちが、各々の経験をシェアすることで、他の従業員のモチベーションを高められるかもしれません。

ダイバーシティを促進するために

私たちの社会や企業には、まだ多くの無意識の偏見が蔓延しています。F30プロジェクトはこれを乗り越える第一歩として、女性たちの感じる「モヤモヤ」をさらに顕在化し、その理解を深めることが重要だと認識しています。これは単に制度や仕組みを整えるだけではなく、個々の意識変革や文化の変化を求められるものです。

ワークショップの展開

F30プロジェクトでは、企業への訪問を通じてワークショップを実施し、社内のモヤモヤを独自の取材によって可視化します。その結果をもとに分かりやすく社内で共有することで、現状の理解を深め、アクションプランの策定へとつなげていきます。

興味をお持ちの方は、ぜひF30プロジェクト（運営：株式会社都恋堂）にご連絡ください。私たちが、共に「女性活躍推進」の未来を作る一助となれることを願っています。

これからも多くの女性の思いを集め、実際の職場環境を変える一歩にしていきたいと考えています。皆さんの声を、ぜひお聞かせください。プロジェクトを通じて、私たちは共に前進します。