TISと九州先端科学技術研究所が連携、オープンデータ利用促進へ向けた協定締結

TIS株式会社と公益財団法人九州先端科学技術研究所(ISIT)は、2025年5月にオープンデータの利活用を促進するための連携協定を結びました。この協定は、自治体が質の高いオープンデータを提供しやすくする仕組みの構築を目指しています。

オープンデータの重要性


近年、デジタル技術の進展により、多量のデータが生成されています。政府や自治体は、このデータを効果的に活用し、透明性と信頼性の向上を求められています。日本でも、オープンデータ利活用を進めるための法律が施行され、各地域で公開が進んでいます。オープンデータはアプリ開発や研究、地域の課題解決に役立ちますが、利用者と提供者のコミュニケーションが不足している現状があります。

連携協定の内容


ISITは、2024年9月には国内最大級の地方自治体オープンデータカタログサイト「BODIK ODCS」にTIS開発のフィードバック機能「CKAN Extension Feedback」を導入予定です。この機能は、データ利用者が提供者に直接意見を伝えることができるため、双方のニーズを把握しやすくなります。これにより、データの質と量を向上させる新たな潮流が生まれることでしょう。

協定締結の背景


TISとISITは、これまでの準備期間を経て、今回の協定締結に至りました。データ管理者と利用者の間のコミュニケーションを改善する「DataOps」や、データ連携基盤の構築に向けた共同研究なども行います。また、オープンデータを活用した新たな施策を検討することで、市民のニーズに応えるための取り組みが進むでしょう。

CKAN Extension Feedbackの全国展開


この協定に基づいて、2025年7月から全自治体へのCKAN Extension Feedbackの標準導入が開始されます。このシステムにより、利用者はより多くのデータに対してフィードバックを行えるようになり、自治体間での共通の課題感も共有され、新たな施策が生まれることが期待されます。

今後の展望


TISとISITは、これからもオープンデータの利活用を促進し、データの質向上を図ることで、地域社会への貢献を目指します。国内におけるオープンデータの利用環境を整備し、さらなる経済活性化を実現するための努力を続けます。

私たちの取り組みは、今後の社会を豊かにするための重要な基盤となることでしょう。オープンデータの利活用が進むことで、多くの地域で新たなビジネスチャンスやイノベーションが創出されていくことが期待されます。

詳細については、ISITの公式ウェブサイトCKAN Extension Feedbackの情報をご覧ください。

会社情報

会社名
TIS株式会社
住所
東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071

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