QLogic新製品発表
2016-04-15 11:00:02

QLogicの新型イーサネット製品がデータセンターの未来を変える

QLogicのFastLinQ 45000シリーズが注目の理由



QLogicは通信事業者やエンタープライズ向けに新たなイーサネットコネクティビティソリューション「FastLinQ 45000シリーズ」を発表しました。この新しい製品は、データセンターの急速な変化に対応するために設計されており、多様なニーズを満たす高性能な機能やプロトコルをサポートしています。

拡張性のある機能


FastLinQ 45000シリーズは、以下のような優れた機能を備えています。
1. プロトコルオフロード: ハードウェアによるプロトコルオフロード処理を行うことで、CPUの負荷を軽減し、全体的なサーバーの効率を向上させます。これにより、特にRDMA(Remote DMA)技術との接続性が向上し、業界初のユニバーサルRDMA NIC機能を提供します。
2. ストレージプロトコルとの互換性: iSCSIやNVMe over Fabricsなど、さまざまなストレージプロトコルとの互換性を持ち、オブジェクトやファイルに基づいた新しいストレージソリューションへの対応も可能です。
3. 仮想化機能: マルチキューやNIC分割、SR-IOVといった機能により、仮想環境でのパフォーマンスを大幅に向上させ、サービス品質の向上と物理ポート数の削減を実現します。

効率的な管理


FastLinQ 45000シリーズには、NPARやSR-IOV、DPDKサポートといった複数の仮想化機能が統合されており、ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)やOpenStackへの円滑な採用が可能です。管理はQLogicのQConvergeConsole®から簡単に行えるため、導入や診断、管理が効率的に実施できます。

QLogicの副社長Jesse Lylesは「FastLinQ45000シリーズは、圧倒的な帯域幅を持ち、サーバーのCPU使用率を減少させることでサーバー利用効率を最大化します。これにより、将来的なサーバーの更新やストレージの急増に対しても有効です」と語っています。

市場の期待


この新製品に対する市場の期待は高く、Crehan Researchの所長Seamus Crehanは、25GbEの普及が予想以上に早く進むことを示唆しています。「この新技術により、費用対効果の高いデータセンター環境を構築することができるだろう」と述べています。

また、Dell'Oro GroupのディレクターSameh Boujelbene氏も「データセンターは25GbEへの移行を始める段階にあり、これが通信事業者やクラウドベンダーにとっての新たな一歩となるでしょう」と語っています。

このように、QLogicのFastLinQ 45000シリーズは、5Gやクラウドコンピューティングの進化に伴い、ますます重要な役割を果たすことが期待されています。新製品は2016年第1四半期から出荷開始される見込みで、幅広いフォームファクターやインターフェースタイプが用意されています。

まとめ


QLogicが展開するFastLinQ 45000シリーズは、データセンターにおけるイーサネットソリューションの革新を促進します。今後、この技術がどのように市場に影響を与えていくのか、ますます注目が集まることでしょう。

会社情報

会社名
QLOGIC LIMITED JAPAN BRANCH
住所
東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティ W22F
電話番号

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