新講座「リハビリ」
2021-11-29 11:32:23
障がい者支援施設の新講座「精神障がいリハビリテーション」を解説
新しい支援の形「サポーターズ・カレッジ」
障がい者支援施設向けのeラーニングプログラム「サポーターズ・カレッジ(サポカレ)」が、11月から新たに「精神障がいリハビリテーション」のコンテンツを配信開始しました。この講義は、精神障がいに関する支援方法とその基本を深く学ぶために設計されています。特に障がい福祉サービス施設で活動する支援員にとって必見の内容です。
「精神障がいリハビリテーション」の重要性
精神障がいの支援方法は変化しつつあります。特に、「精神障がいリハビリテーション」というコンセプトが広まり、新しい支援のあり方が求められています。本講義では、障がいのある方々に対する支援としての精神障がいリハビリテーションの概要と、その理念を学びます。
基本概念の解説
講座では「エンパワメント」「リカバリー」「ストレングス」といった重要な概念についても触れられます。これらは、支援活動を進める上で欠かせない要素であり、それぞれの定義とともに精神障がいリハビリテーションにおいてなぜ重要なのかが解説されます。また、アンソニー.Wによるリハビリテーションの基本原則と、パトリシア・ディーガンによるリカバリーの概念についても触れることで、具体的な理解が深まります。
講師プロフィール
講師を務めるのは、城西国際大学福祉総合学部の准教授である森山拓也氏です。彼はSST普及協会認定講師としても知られ、精神障がいリハビリテーションに関する深い知識と実績を持っています。森山氏の指導の下、参加者は理論だけでなく実践的な知識も得ることができます。
講座内容
第1回:精神障がいリハビリテーションの概念
このセクションでは、リハビリテーションの成り立ちや、WHO・国連によるリハビリテーションの定義について詳しく説明されます。また、精神障がいリハビリテーションにおける基本原則、特に「アンソニー.Wの基本原則」について深堀りします。
第2回:理念の理解
精神障がいリハビリテーションに必要な理念として「エンパワメント」や「リカバリー」、そして「ストレングス」などの概念が徹底解説されます。パトリシア・ディーガンのリカバリー概念を通じて、障がい当事者に対する理解も深まります。
第3回:具体的なプログラム
このセクションでは、実際に行われている精神障がいリハビリテーションプログラムが紹介されます。医学や社会、職業、教育に関連する各分野から、認知・行動療法やSST、WRAPプログラムなど、多岐にわたるプログラムが解説され、実際の支援にどのように活かすかを学びます。
制作担当者のメッセージ
講座の制作にあたった担当者は「リカバリーは直線的なプロセスではなく、生き方や日々の挑戦への向き合い方である」と語ります。障がい者支援の現場で働く多くの職員にとって、新たな知見を得る貴重な機会となることでしょう。精神障がいに限らず、知的や発達障がいの方への支援にも役立つコンテンツです。
受講方法と料金
「サポーターズ・カレッジ」は年間受講料165,000円(税込)で、何回でも受講可能です。同じ施設の複数名が同時に受講することができるため、効率的な人材育成に寄与します。また、契約時には初期登録費がかかるものの、内容は障がい者支援に直結する実践的なものです。
まとめ
障がい者支援施設で働く人たちにとって、「サポーターズ・カレッジ」の新コンテンツは、支援の質を向上させるための非常に有益な情報源です。ぜひ、今後の支援活動に活かしていただきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人NPO人材開発機構
- 住所
- 東京都新宿区神楽坂2-4結城ビル4F
- 電話番号
-
03-5206-7831