未来の防災リーダーを育成する「こども防災万博」
2025年5月28日(火)、大阪では新しい形の防災イベント、「こども防災万博」が初めて開催されます。このイベントは、株式会社Meta Heroesが主催し、次世代の防災リーダーである子どもたちが自らのアイデアを発表する特別なプログラムです。特に、小学生から大学生までの若者たちが、自分たちの視点で未来の防災や地域社会の在り方について考え、その想いを社会課題解決につなげることを目的としています。
開催の狙い
「こども防災万博」は、防災の学びを“教えられるもの”から“自ら考えて提案するもの”へと革新する試みです。テクノロジーを活用して、子どもたちが自身の考えやビジョンを表現し、それを世界に向けて発信する機会を提供します。子どもたちの自由な発想は、防災について新たな視点をもたらし、大人にとっても学ぶべきことが多いでしょう。実際にどのようなアイデアが提案されるのか、非常に楽しみです。
セッションのテーマ
「共災社会にどう生きるか」「未来の地域をどう築くか」というテーマのもと、小中学生によるプレゼンテーションと、選抜された若者たちによるピッチが行われます。香川県からは10名の小学生が登壇し、地域の未来を守るための独自の防災プランをプレゼンする予定です。彼らの構想には、大人には感じられなかった柔軟な発想が込められていることでしょう。
防災ピッチコンテストの開催
また「Hero Egg Presents こども防災万博」では、4月に行われた「防災ピッチコンテスト」の勝者たちが登場します。このコンテストではAIや地域資源を駆使した社会課題解決のアイデアが発表されました。次回のコンテストは、2025年5月10日(土)に予定されています。
Hero Eggとは
Hero Egg(ヒーローエッグ)は、メタバース(XR)やAIを通じて学びの場を提供するDX教育スペースです。同施設は大阪・なんばパークス内に位置し、子どもから大人までが共に学ぶ環境を整えています。ここでは、テクノロジーに触れながら楽しく学び、創造力を育むプログラムが展開されています。多様な教育機会を無償で提供し、未来の技術を身近に感じることができる場所として、多くの注目を集めています。
この共創的な学びの場により、子どもたちは次世代のヒーローとしての資質を育むことが期待されています。具体的な取り組みとして、仮想空間での災害経験や防災対策の学びがあり、これを通じて地域の課題にも目を向けていくでしょう。
開催概要
「防災万博」は、2025年5月28日(水)に大阪・関西万博EXPOホールで開催されます。イベントは午前11時から午後8時30分まで行われ、さまざまなプログラムが用意されています。
主催のMeta Heroesは、メタバースやAIを活用した社会課題解決に取り組む企業であり、2024年に開設されるHero Eggを通じて次世代のヒーローを育成しています。今後も地方創生や教育の分野で積極的に活動していくことでしょう。
まとめ
未来の防災リーダーが自らの発想を披露する「こども防災万博」は、子どもたちにとっても、地域にとっても新しいスタートです。彼らの視点を通じて、私たちが防災を再考するきっかけが生まれることを期待しています。