椎葉の魅力を再発見!
昭和女子大学光葉博物館では、2025年の夏に特別展「柳田國男生誕150周年 椎葉再発見!椎葉巡見プロジェクト民俗調査10年の歩み」を開催します。本展は、民俗学の発祥地とされる宮崎県椎葉村に焦点を当て、学生たちによる10年以上に及ぶ民俗調査の成果を展示します。
椎葉村と柳田國男
柳田國男が記した著書『後狩詞記』は、日本民俗学の道を切り開いた重要な文献とされています。この作品により、椎葉村はその文化的な価値が再認識され、民俗学研究の拠点としての地位を築きました。今回の展示は、椎葉村の豊かな民俗文化を再発見し、その魅力を伝えることを目的としています。
民俗調査の歩み
昭和女子大学の人間文化学部の学生たちは、2012年から毎年夏に「椎葉巡見プロジェクト」を実施しています。これまでに約150名の学生が村内を巡り、集落や家々を訪れて年中行事、民俗芸能、人生儀礼、食文化について詳細な調査を行いました。この活動により、多くの新発見があり、現地の民俗知識の継承や現代社会への応用についても考察しています。
特別展の概要
特別展は、2025年7月16日から8月24日までの間、昭和女子大学光葉博物館で実施されます。期間中は、神楽公演やギャラリートークなどの関連イベントも予定されており、プロジェクトに参加した学生たちが直接解説や紹介を行います。
関連イベントは以下の通りです:
- 1部:13:10~ 大神神楽他
- 2部:15:30~ 板おこし、森ノ上他
- 11:15~・13:10~
未来への継承
本展では、椎葉村で培われた民俗文化がどのように現代に活かされるか、またその意義と未来への継承について深く掘り下げていきます。地域の文化を重んじ、伝統を守りながら新たな価値を見出す試みは、訪れる人々に大きなインスピレーションを与えるでしょう。
詳細情報
特別展の会場は昭和女子大学7号館1階の光葉博物館です。入場料は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。この機会に、椎葉村の豊かな文化を感じ、柳田國男の業績を振り返る素晴らしい体験をお楽しみください。
お問い合わせ
光葉博物館:03-3411-5099
昭和女子大学企画広報部:03-3411-6597 /
[email protected]
昭和女子大学ホームページ:
公式サイト
この特別展には、宮崎県や宮崎県教育委員会、藝能学会などが後援、さらに椎葉神楽保存連合会の特別協力も得ています。ぜひ、この貴重な機会をお見逃しなく。