IHIが提案する新たな人財育成の試み
株式会社IHIは、1853年に設立され、重工業分野で長い歴史を持つ企業です。最近、同社は市場の変化に適応するために新たに人財育成プログラムを始めました。このプログラムは「IHIアカデミー」と名付けられ、600名の変革人財を育成することを目指しています。
1. 変革への挑戦
近年、技術革新やグローバルな競争が激化する中で、従来の事業モデルでは対応しきれない状況が続いていました。これを受けて、IHIは「グループ人財戦略2023」を策定し、自社の人財を成長させる方法を模索しました。この新たな戦略のもと、社長直轄の部門として「IHIアカデミー」が設立され、個々の従業員が変革を引き起こす力を持つ人財へと成長することを支援しています。
2. IHIアカデミーのプログラム内容
IHIアカデミーは「挑む、越える、解き放つ」をスローガンに掲げ、主に二つの育成コースを実施しています。まず一つ目は「経営人財育成」で、参加型のアクションラーニングを通じて、経営視点を持った人財を育成します。
二つ目は「高度専門人財育成」で、品質管理や設計、生産、知的財産などの専門分野に特化した学びの場を提供しています。これにより、受講者は各々の分野での戦略やスキルを高め、業務での即戦力となることを目指しています。
3. ブランディング施策
また、IHIアカデミーの効果的な認知度向上のために、株式会社揚羽が支援を行い、オリジナルのロゴやプロモーション映像を制作しました。これにより、社内での共有が進み、受講者の興味を引くことができています。
4. 受講者のフィードバック
受講者の中からは、「新しい視点を持つことの重要性を感じた」「仲間とのつながりができた」という感想が寄せられています。振り返りのイベントでは、受講者同士で体験を共有するための仕組みも整備されており、学ぶ意欲を高める工夫がなされています。
5. 目指せ!600名の変革人財
IHIでは、2025年度までに600名の「変革人財」を育成することを目指しています。この目標に向けて、今後も広報活動を強化し、より多くの社内外の人々にプログラムの存在を知ってもらうことが期待されています。これにより、組織全体が変革の波に乗り、さらなる成長を遂げていくことでしょう。
事業支援の内容
株式会社揚羽は、IHIアカデミーの立ち上げにおいて、インナーブランディングや振り返りイベントの企画・運営を支援しました。ロゴのデザインから、参加者の学びを可視化するためのグラフィックレコードまで、幅広いサポートを行っています。
会社概要
株式会社揚羽は、東京都中央区に本社を置き、豊富な経験を活かして多様なブランディング支援を行っています。IHIのビジョンに沿ったブランディングの展開を通じて、日本のビジネスシーンをより魅力的にしていくことが彼らの目標です。
このように、IHIの新しい人財育成プログラムは、企業としての成長戦略を強化する重要な一歩となっています。変革を匂わせるこの取り組みが、今後どのように発展していくのか、注目が集まります。