オープンソース提携
2026-01-23 15:05:14

ヴァレオとNATIXが提携、オープンソースのマルチカメラ世界モデル構築へ

ヴァレオとNATIXが提携、オープンソースのマルチカメラ世界モデル構築へ



自動車技術のリーダーであるヴァレオと、カメラに特化した分散型インフラネットワーク企業のNATIXが提携を発表しました。今回の提携の目的は、最大級のオープンソース・マルチカメラ世界基盤モデル(WFM)を構築すること。これは、自動運転やロボティクスの発展に欠かせない高品質なリアルワールド・データを活用するプロジェクトです。

自動運転技術の進歩は、多種多様なデータに依存しています。このニーズに応えて、ヴァレオの専門知識とNATIXのインフラを組み合わせることで、両社は現実世界の動向や相互作用を理解、予測、推論するためのオープンソースモデルの開発を進めます。

ヴァレオのAIリサーチセンターのCEOであるマーク・ブレコー氏は、自社の研究が自動車業界の最前線で行われてきたことを強調し、「我々の目標は、モビリティ・インテリジェンスを安全に進化させることだ」と語ります。新たな世界モデルの構築により、次世代AIモデルの品質とアクセシビリティが向上し、研究者が強力なオープンモデルを利用して積極的に開発できるようになると述べています。

NATIXのCEO、Alireza Ghods氏も提携の意義を語ります。「今、構築される世界基盤モデルは、一世代に一度の機会だ。我々は、このプロジェクトを通じてAIの次の波であるフィジカルAIを定義することができるだろう」と期待を寄せています。NATIXの分散型ネットワークによって、大手メーカーよりも素早く対応できる点が強みです。

自律型システムの構築には、機械が空間と時間を理解する能力が求められます。世界基盤モデルは、テキストの枠を超えて現実世界をマッピングし、システムが物理的な環境を理解できるようにします。従来のモデルが「今何が起きているか」に焦点を当てるのに対し、マルチカメラモデルは「次に何が起きるか」を予測します。

このアプローチは、AIがリアルなエッジケースから学習することで、安全な自律型システムの導入を加速させることを目指しています。実際のデータを基にしたヴァレオとNATIXの取り組みでは、開発者がモデルの微調整やAIの評価を行うためのリソースがオープンに提供されます。

具体的には、フロントカメラの映像とヴァレオが開発したオープンソース・フレームワーク「VaViM」と「VaVAM」を利用し、NATIXは10万時間以上のマルチカメラ走行データを集めます。このデータは、アメリカ、欧州、アジアの自動車から収集されてきました。これによりAIは、自動運転車やロボットが実際に使用するような複雑な空間認識を実現できるのです。

最後に、ヴァレオとNATIXそれぞれの企業についても紹介します。ヴァレオは、自動車業界に特化したテクノロジー企業で、モビリティの安全性や持続可能性を追求しています。グローバルには28カ国に拠点を持ち、約106,100人の従業員を擁しています。一方、NATIXは2020年に設立され、テスラのカメラを利用したデータ収集システムを提供。265,000人以上のドライバーによる走行データを元に、スマートシティの構築にも寄与しています。彼らのコラボレーションが、未来のモビリティに与える影響は計り知れません。


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会社情報

会社名
株式会社ヴァレオジャパン
住所
東京都品川区東品川4-12-1 品川シーサイドサウスタワー15階
電話番号
03-4233-4500

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