大阪で開催される2025年の関西万博に向け、株式会社Lean on Meが中心となり、ユニバーサルデザインの理念に基づく「いのちの遊び場 クラゲ館」のインクルーシブ対応チームに加わりました。これは、すべての人が心から楽しむことができる未来を描くための重要な一歩です。特に、クラゲはその神秘的な存在を通して、多様性や創造性を表現する象徴的な生き物として選ばれています。このパビリオンのテーマは『いのちを高める』ですが、これは万人すべてが持つ独自の生命力や創造性を尊重し、それらが共鳴し合うことを目指しています。
中島さち子氏がプロデューサーを務めるこのクラゲ館は、遊びや学びを通じて生きる喜びや楽しさを感じる共創の場を提供します。Lean on Meは、これまでの専門知識を活かし、知的障がいや自閉症スペクトラム障がいのある方への配慮を進めるために、スタッフのeラーニング研修や参加しやすいワークショップを実施する予定です。ここでは、障がいの有無にかかわらず、全ての来場者が同じ空間で楽しむことができ、感覚的にも安心感を提供する環境を整えていきます。
Lean on Meの代表である志村駿介氏は、『このプロジェクトは、障がいのある方々との共創を通じて、新しい未来を創り出す素晴らしい機会です。我々は、真にインクルーシブな社会の実現に向けて全力を尽くす所存です』と述べています。このコメントは、すべての人の参加が不可欠であるというメッセージを強調しています。
このクラゲ館のプロジェクトは、万博の運営に関わるすべてのスタッフに障がい理解を促進することを目指しており、2023年には日本国際博覧会協会とのアドバイザリー契約を締結しています。この契約に基づき、全来場者が安心して楽しめるような環境作りが進められています。
Lean on Meは、特に障がい福祉分野でのサービス提供を行っており、社会の多様性を尊重したインクルーシブな成長を目指しています。だからこそ、このクラゲ館プロジェクトも強い理念を持ちながら展開されています。
また、シグネチャーパビリオンの一環として、様々な専門家たちが意見を交わし、このパビリオンを作り上げていくことが予定されています。それぞれの哲学を基に、新しいアイデアや未来観を織り交ぜながら、多様ないのちの可能性を感じられる空間が提供されるでしょう。
このように、「いのちの遊び場 クラゲ館」は、五感を通じて生き物たちの素晴らしさを実感し、共創を進めることを目的としています。クラゲという幻想的なテーマをもとに、訪問者が身体的、感覚的な安心感の中で自らの創造性を表現することができる、新しい形の体験を提供するでしょう。
大阪・関西万博でのこの取り組みは、障がい者に限らずすべての人々が共に楽しむことのできる未来の象徴となり、地域全体に新たな可能性をもたらすことを期待します。さあ、2025年を楽しみにしましょう!