戦国気分を満喫！長宗我部フェスで楽しむ歴史体験とグルメ

戦国気分を満喫！長宗我部フェスの魅力

高知県南国市で毎年恒例の「長宗我部フェス」が開催され、戦国時代の雰囲気を楽しむ多彩なイベントが展開されました。特に注目すべきは、戦国武将・長宗我部元親の居城跡という特別な舞台で行われるこのフェス。ファンや歴史好きにはたまらない内容で、今年も多くの来場者がこの地を訪れました。

百花繚乱のイベント内容

2025年5月10日に行われた今年の「長宗我部フェス」では、さまざまな催し物が行われました。曇りがちな天候にもかかわらず、幅広い世代の参加者で賑わい、会場は華やかな雰囲気に包まれました。

特設ステージでは、地元の岡豊保育園の子どもたちが、マスコットキャラクターの若武者「もとちか君」と共にオリジナルソングを披露しました。子どもたちの元気なパフォーマンスは、訪れた人々に和やかなひとときをもたらしました。

また、香川県で活躍する十河戦国お城まつりの「子ども鉄砲隊」による演武も絶好調。甲冑を身にまとった子どもたちが玩具の鉄砲を使った体験に挑戦し、観客の拍手を浴びていました。ここでは、過去の歴史に触れながら、若い世代が歴史を学ぶ貴重な機会でもあります。

さらに、長宗我部フェス恒例の土佐長宗我部鉄砲隊による演武も見逃せません。火縄銃の発砲シーンは迫力満点で、場内が驚きの声で包まれる瞬間が何度もありました。同時に、隊長が発砲に関する興味深いトークを繰り広げ、観客を楽しませました。

あんぱん食い競争で盛り上がる

フェスでは、普段はテレビでしか見られない「あんぱん食い競争」も特別に行われ、多くの参加者が甲冑スタイルで挑戦しました。口を使って吊るされたあんぱんをゲットしようとする姿は圧巻です。観客からは「がんばれ！」の応援が飛び交い、会場の盛り上がりが伝わってきます。

美味しいご当地グルメを堪能

長宗我部フェスでは、地元のグルメも楽しめるブースが多数出店。中でも人気を集めていたのは、里山の食材を使った「田舎寿司」や戦国時代の保存食「兵糧丸」です。また、長宗我部家の家紋が入った大判焼きや県産のシカ肉を使用した串カツなど、地域の美味しさを体験できるメニューが揃っていました。

館内イベントも充実

高知県立歴史民俗資料館の館内でも、様々なプログラムが展開されており、大人から子どもまで楽しめるワークショップが開催されていました。甲冑ストラップづくりや長宗我部に関するぬりえなど、参加者はそれぞれ自分のペースで歴史に触れることができました。

祭りを締めくくる

こうして、盛況のうちに幕を閉じた長宗我部フェス。出演者や来場者からの期待が高まる中、2026年の開催が待ち遠しい限りです。このように地域の文化と歴史に根ざした楽しいイベントは、訪れる人々に深い感動と思い出を残すこと間違いありません。

「長宗我部フェス」は、戦国時代の雰囲気を全身で感じながら、地域の魅力を再発見できる貴重な機会です。また多くの人々にこの歴史的なイベントを楽しんでもらえることを願っています。