2024年、フィットネス業界は新たなトレンドの波に乗っています。株式会社hacomonoが主催した「hacomono Fitness Headlines 2024」では、有識者が選んだ5大フィットネストレンドが発表されました。注目のトレンドには、女性向けの「マシンピラティス」や「コンビニジム」、若手社員の待遇改善、大衆向けの24時間ジム、そして企業間コラボの拡大が含まれます。
マシンピラティスが急成長
最初のトレンドとして挙げられたのは、マシンピラティスの急成長です。このトレンドは特に、著名人がマシンピラティスを実践していることで火がつきました。リフォーマーを使用することで、これまで運動に自信のなかった人でも挑戦しやすくなり、人気を集めているとのことです。岡田氏は、指導者が受講者に合ったケアをし、運動の効果を実感してもらうことが必要だと強調しています。
コンビニジムの進化
次に紹介されたのは、ジム初心者に人気の「chocoZAP」などのコンビニジムです。2022年にスタートしたこのブランドは、2024年5月には会員数が120万人を突破しました。フィットネス参加率が長年3〜4%台で低迷していたところに、 chocoZAPが登場したことで大きな変化をもたらしています。岡部氏は、フィットネス業界に新しい参加者を呼び込む素晴らしい成果だと評しています。
職場環境の改善
フィットネス業界では、若手社員を魅了するための給与や身だしなみのルール緩和が進んでいます。ルネサンスが新卒社員の給与を10%引き上げたニュースや、東急スポーツオアシスが身だしなみルールを緩和したことが注目されています。これにより、労働環境の改善が期待され、従業員のモチベーション向上につながるでしょう。
大衆化する24時間ジム
現在、日本では24時間ジムが急成長しています。chocoZAPが1,500店舗を達成した他、ANYTIME FITNESSなども力を入れています。越塚氏は、こうしたジムが初心者に運動習慣をつけるきっかけになっていると述べ、利便性が高まったことで参加のハードルが下がったとしています。
企業間コラボの拡大
最後のトレンドは、他企業とのコラボレーションの広がりです。競争から協働への変化が見られ、大手デベロッパーが共に持続可能な環境を作るために努力しています。有識者は「共創」を通じて新たな価値を生み出す時代が始まっていると語りました。今後もフィットネス業界では、企業が協力し合いながら新しいサービスを提供していくことが求められます。
このように、フィットネス業界は新たな時代へと進化を遂げています。2024年は、より多くの人がフィットネスに参加し、健康的な生活を送ることが期待されます。