厚岸蒸溜所の白露が東京ウイスキーコンペで金賞受賞！新たな金字塔

厚岸蒸溜所が誇る金賞受賞ウイスキー「白露」とは

この度、厚岸蒸溜所の「厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー白露」が、アジア最大級の酒類品評会である「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025」（TWSC2025）で金賞を獲得しました。この受賞は、厚岸蒸溜所が日本の伝統的なウイスキー造りに対する真摯な取り組みを示す象徴的な出来事です。

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025について

TWSCは、日本文化に基づいた独特な味覚を持つ日本のウイスキーを、世界中で評価するためのイベントです。ウイスキー評論家の土屋守氏が実行委員長を務め、毎年数多くのウイスキーとスピリッツが出品されます。TWSCの目的は、国内外の高品質なウイスキーとスピリッツを広め、次世代の飲み手を育成することです。

「白露」の特徴と受賞内容

受賞された「白露」は、豊かな香りと味わいが特徴のシングルモルトウイスキーです。日本の自然の中で育まれたこのウイスキーは、香ばしいたき火を思わせる香りや、和柑橘の新鮮さを感じさせるデリケートな味わいを持っています。具体的なテイスティングノートでは、柑橘系の香りとホワイトペッパー、塩レモンの余韻が際立っています。

- 香り: たき火、和の柑橘、カスタードプリン、マーマレード

- 味わい: みかんジンジャー、オレンジ味のラムネ

- 余韻: ホワイトペッパー、塩レモン、柑橘の甘さ

このように、厚岸蒸溜所は多様な感覚で楽しめる新しいウイスキーの世界を提供しています。その他にも、銀賞や銅賞を受賞した製品も多くあり、厚岸蒸溜所の品質の高さを証明しています。特に、厚岸ブレンデッドウイスキー「小雪」と「穀雨」は銀賞、シングルモルトジャパニーズウイスキー「立春」と「カムイウイスキーカムイチェップ」は銅賞を獲得しました。

厚岸町のウイスキー造りの背景

厚岸蒸溜所は、日本の特徴的な牡蠣の産地である厚岸町に位置し、2016年にウイスキー造りをスタートしました。代表取締役の樋田恵一氏がスコットランドのアイラモルトに出会ったことが起点となり、日本の素材と技術を融合させた独自のウイスキーが生まれました。特に、清らかな水と冷涼な気候、そして地元の豊かな食材が、ウイスキー造りに大きく寄与しています。