ガスパル、リユースバルクでの20年告示検査対応を発表
株式会社ガスパルは、LPガスを中心に保安を最優先しながらエネルギー事業を展開しています。この度、バルク20年告示検査にあたり、一部でリユースバルクを使用することを決定しました。この対応は、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県で実施されるバルク20年告示検査の一環として行われます。
リユースバルク活用の背景
近年、バルク貯槽の製造業者が減少している中、原材料費の高騰も影響し、バルク貯槽の価格は上昇し続けています。このような状況の中、2022年に改正されたバルク供給および充てん設備に関する技術的基準を受け、ガスパルではリユースバルクを取り入れ、コストを抑えつつ安全な施工を実施する方針を打ち出しました。
リユースバルクの検査体制
バルクセーフティーにて調達したリユースバルクについては、必要な検査を行い、20年以上使用可能であるか確認します。実際の工事現場では、旧バルク貯槽を撤去し、検査済みのリユースバルク貯槽を設置する流れとなります。これにより、工事時間の短縮ができ、近隣住民の皆様への音による不便を軽減できる見込みです。
バルク20年告示検査の改正ポイント
2022年12月に規定された告示については、以下のような改正が行われました:
1. 一定条件を満たした場合、初回告示検査に合格した日から15年以内、かつ製造後35年以内の非破壊検査および内面目視検査を省略できる。
2. 気密試験を運転状態の圧力で行うことが可能。
これにより、従来は20年経過後の検査では貯槽を取り外す必要がありましたが、改正後は取り外しなしで検査が実施できるようになりました。
バルク貯槽の市場動向
バルク貯槽は、2004年に出荷のピークを迎え、2024年には20年告示検査のピークを迎えるとされています。これに伴い、ガスパルでは安全かつ効率的なサービスの提供を徹底し、LPガス事業者に対して現場調査から交換、廃棄処分までのワンストップソリューションを整えています。
企業情報
株式会社ガスパルは、東京都品川区に本社を置き、2002年に設立されました。LPガスや都市ガス、太陽光エネルギーといった多様なエネルギー事業に加え、コインランドリー事業や液化石油ガス設備工事も手掛けています。
これからもガスパルは「安全」と「安心」を最優先に、ステークホルダーへの独自な取り組みを続けていく所存です。詳細な情報は、経済産業省のウェブサイトにてご確認いただけます。
お問い合わせ
本件に関する質問や詳細については、株式会社ガスパルの広報課までご連絡ください。電話番号は03-6718-9080です。