宝酒造がエコプロアワードで財務大臣賞を受賞！地域と共に生まれた京檸檬の魅力

宝酒造、エコプロアワードで財務大臣賞を受賞

宝酒造株式会社は、一般社団法人サステナブル経営推進機構主催の「第7回エコプロアワード」で、財務大臣賞を受賞しました。この受賞は、耕作放棄地を活用した「京檸檬」と、そこから生まれた「寶CRAFT」＜京檸檬＞チューハイの取り組みが評価された結果です。

エコプロアワードについて

「エコプロアワード」とは、サステナビリティトランスフォーメーション（SX）の実現を目的とした表彰制度であり、環境へ配慮した優れた製品やサービスを評価するものです。事業者、消費者、投資家などに高く評価されるこの制度は、環境に配慮した発展を促進するための取り組みです。

受賞の理由

宝酒造の受賞理由としては、次の点が挙げられます。まず、耕作放棄地という社会的な課題に独自のアプローチで取り組んでいることが評価されました。地元の農作物を開発し、製品化を進める過程で、農家、メーカー、行政など多くのステークホルダーと協力する体制を築いています。

また、地域に密着したサステナビリティへの取り組みが、地域の課題解決に寄与する好例として高く評価されました。今後、宝酒造はさらに技術を駆使し、「和酒」の新たな価値を創造し、地域と共に人々の暮らしを豊かにすることに貢献していく意向です。

京檸檬と寶CRAFTの取り組み

宝酒造は、2018年に設立された「一般社団法人京檸檬プロジェクト協議会」に参加し、耕作放棄地の活用や新規就農支援を推進しています。このプロジェクトは、生産者や加工者、販売者が一体となって「京檸檬」の栽培とブランディングを行うものです。2023年にはクラフトチューハイ「寶CRAFT」＜京檸檬＞が発売され、地元農園で栽培された京檸檬が使用されています。

この取り組みでは、収穫量の限られた京檸檬の未利用部位を有効活用し、フードロスの削減にも寄与しています。さらに、地域の食材を取り入れた地産地消を推進し、売上の一部を協議会に寄付することで「京檸檬」の持続可能な成長を支援しています。

これからの展望

宝酒造は、京檸檬に限らず地域の素材を生かした製品を増やし、サステナブルなビジネスモデルを推進していく所存です。特に、果実の無駄をなくすために、日本果汁と協力し、果皮や種、葉まで活用した製品の開発を行っています。また、宝ホールディングスは日本果汁へ出資し、持続的な農産業の発展に寄与する取り組みを強化しています。

このような取り組みを通じて、宝酒造は地元とともに成長し、環境への配慮を重視した事業を展開し続ける会社であり続けます。