70代と健康意識
2025-09-03 13:35:57

電通が70代を対象に「ウェルネス1万人調査」を実施、健康意識の変化を探る

株式会社電通が今年実施した第19回「ウェルネス1万人調査」は、全国の20歳から70代までの男女1万人を対象に、健康意識と行動について詳細に分析しました。特に今回は70代を新たに調査対象に加え、これまでのデータとの比較により、世代ごとの健康意識の違いを明らかにしています。

調査の結果、70代の約80%が「健康な人はかっこいい」と回答していることが判明。これは年代が上がるにつれて健康に対する考え方が高まっていることを示しています。また、健康のための投資を行っている70代女性は、同年代の男性や他の年代と比較しても際立っており、商品やサービスにかける金額が最も高い結果となりました。

特に70代女性は、健康に関する商品に月あたり約2,542円を使い、これは30代女性の約2.4倍の金額にあたります。また、サービスにかける金額でも同様に高く、健康への意識の高まりが顕著に表れています。

一方で、若い世代、特に20代では健康に関する情報収集やスマートデバイスの使用が進んでいることも調査から明らかとなりました。具体的には、20代男性は睡眠や食事内容をデバイスで記録する割合が最も高く、健康管理に対する意識が高まっていることがうかがえます。

また、健康に関連する症状に対して食生活での対策を行っている割合では、骨粗しょう症が最も高く27.9%に達しました。これは特に中高年層において、日常の食生活が健康に及ぼす影響を意識し始めていることを示しています。

調査結果から、生活者を健康意識に基づいて8つのクラスターに分類したことも大きな特徴となります。例えば「スマート・コンディショニング層」では、健康に対する注意が高く、逆に「お疲れ健康後回し層」では、日々の生活で健康への優先順位が低いことが顕著です。このように、世代やライフスタイルによって健康意識が多様化していることは、今後のヘルスケア市場におけるアプローチにおいて重要なポイントとなるでしょう。

「ウェルネス1万人調査」は毎年実施されており、これを基にしたデータはヘルスケアマーケティングや事業開発に活用とされる要素となることが期待されます。電通ヘルスケアチームはこの調査をi通じてより多様な健康意識に対する理解を深めていく構えです。今後の調査結果がどのようにヘルスケア業界に反映されていくのか、注目が集まります。


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