モナコ公国パビリオンの魅力と目的
2025年4月に開幕する日本国際博覧会、通称「大阪・関西万博」では、モナコ公国が特別なパビリオンを出展することが決定しています。このパビリオンは、「レスポンシブル・ラグジュアリー」という新しいコンセプトをもとに作られており、来場者にとって忘れがたい体験を提供します。
メインコンセプト「自然の奇跡を守る」
モナコ公国は「Take Care of Wonder」というテーマを掲げており、「自然の奇跡を守る」ことを目的としています。このテーマは、自然環境と人類の未来について考えさせるきっかけを提供するものです。パビリオン内には、没入型展示や体験型の屋外スペースが用意されており、訪れる人々が五感を刺激される中で、環境問題への理解を深めることを狙っています。
日本と地中海の融合した庭園デザイン
パビリオンのデザインは、日本式庭園と地中海スタイルの庭園を融合させたもので、自然を大切にすることが自己を大切にすることに繋がるというメッセージを伝えています。この庭園の中を散策しながら、人々は自然をリスペクトすることの重要性を学ぶことができるのです。また、アルベール2世財団が行う環境問題への啓発活動にも寄与しています。
大阪万博とモナコの歴史
モナコは1873年のウィーン万博から参加し続けており、1970年の大阪万博では「伝統と進歩」をテーマに、モナコの魅力を紹介しました。それから55年後、再び大阪に新たなパビリオンを設けることにより、未来志向のメッセージを発信します。
鮮やかな体験を提供する空間
モナコ公国パビリオンには、次の4つのコンセプトをもとにした体験型のコンテンツがあります:
1.
TAKE CARE OF WONDER — 自然を守る。
2.
TAKE CARE OF OUR CITY — 街を守る。
3.
TAKE CARE OF OUR MOTHER EARTH — 地球を守る。
4.
TAKE CARE OF OUR OCEANS — 海を守る。
それぞれのセクションでは、来場者が新たな感覚に触れ、自身の行動が環境に与える影響について考えるひとときを提供します。
ワインセラーと展望テラス
さらに、パビリオン内にはモナコの5つ星ホテル監修のワインセラーと展望テラスも設置される予定です。厳選されたワインがマスターソムリエによって提供され、その豪華な体験が訪れる人々を魅了します。特別なテイスティングは、モナコの魅力をさらに引き立てる要素となりそうです。
プレゼントキャンペーンの開催
また、2025年の3月26日から4月30日まで、モナコ公国パビリオンに関するクイズキャンペーンがInstagramで行われます。参加者には豪華賞品が抽選で贈られるなど、来場者を楽しませる試みが進行中です。
モナコ政府観光会議局の役割
モナコ政府観光会議局は「比類なき美しい国、モナコ」として、日本を含む世界中に観光を促進する活動を行っています。特に、環境への配慮を大切にしながら、ラグジュアリーな観光体験を提供することに力を注いでいます。これにより、2030年までに温室効果ガスを55%削減し、2050年までにカーボンニュートラルを目指すという目標に向かって邁進しています。
このように、モナコ公国パビリオンは、ただの観光スポットではなく、未来に向けた意識改革の場でもあります。大阪・関西万博での新たなモナコ公国の魅力を、是非その目で確かめてみてください。