祝!第60回蛇笏賞と迢空賞の受賞者発表
公益財団法人角川文化振興財団が主催する第60回蛇笏賞と迢空賞が、2026年の選考を経て受賞作を発表しました。両賞は日本の詩歌界において特に優れた作品に贈られる名誉ある賞であり、今年の受賞者たちがどのようにその栄光を掴んだのか、詳細をお伝えします。
蛇笏賞の受賞者
2026年4月14日に行われた選考の結果、受賞者に選ばれたのは、大木あまり氏の句集『山猫座』です。この作品は、2024年12月にふらんす堂から刊行される予定で、今回の選考対象は2025年1月1日から12月31日までに発表された句集でした。
最終候補作
- - 大木あまり『山猫座』(ふらんす堂)
- - 片山由美子『水柿』(ふらんす堂)
- - 高山れおな『百題稽古』(現代短歌社)
- - 対馬康子『百人』(ふらんす堂)
- - 西村和子『素秋』(朔出版)
選考委員は、高野ムツオ、高橋睦郎、中村和弘、正木ゆう子が名を連ね、その厳正な審査が行われました。
大木あまり氏の受賞コメント
大木氏は、「蛇笏賞にお選びいただいたことに心から感謝申し上げます。支えてくださったすべての方々のおかげで、今日まで俳句を続けてこられたことが何よりの喜びです」と語りました。彼女の句は、コロナ禍を経て日常生活と向き合う姿勢が反映されており、詩情溢れる独自の世界観を確立しています。
迢空賞の受賞者
続いて、2026年4月16日の選考会にて、桑原正紀氏が歌集『麦熟るるころ』で迢空賞を受賞しました。この作品は、2025年11月に本阿弥書店から刊行される予定です。
最終候補作
- - 阿木津英『草一葉』(砂子屋書房)
- - 奥村晃作『天啓』(短歌研究社)
- - 春日真木子『宇宙卵』(角川文化振興財団)
- - 桑原正紀『麦熟るるころ』(本阿弥書店)
- - 平井弘『羊をいつぴき』(短歌研究社)
- - 日高堯子『日在浜』(角川文化振興財団)
桑原正紀氏の受賞コメント
桑原氏は、「迢空賞を受賞できたことは夢のようです。この賞に恥じないように、さらに短歌を深めていくつもりです」と感謝の言葉を述べています。彼の詩は、平明な表現の中に深い感情と思索が詰まっており、多くの読者に感銘を与えてきました。
受賞式の詳細
贈呈式は2026年6月28日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで行われる予定です。この式典では、受賞者に賞状や記念品、副賞として100万円が贈られます。
最後に
第60回蛇笏賞と迢空賞は、日本詩歌の伝統と新たな潮流を融合させるために設立されたもので、今回の受賞作品もその一翼を担っています。今後の文学界において、この受賞作がどのように評価されていくのか、目が離せません。