地域支援の新たな形
株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区)と島根県農業協同組合(JAしまね)は、地域に密着した食支援を強化するために連携し始めることとなりました。この取り組みは「ファミマフードドライブ」と名付けられ、JAしまねの支店5カ所に回収ボックスを設置し、食品ロスの削減や必要な人々への支援を目指しています。
食支援の取り組みの背景
これまでも、ファミリーマートとJAグループは、農林中央金庫を通じてSDGsの領域における様々な活動を共同で展開してきました。例えば、食育や子ども支援、シニア世代の健康促進などです。この度のファミマフードドライブは、その延長線上にあるものと言えるでしょう。
ファミマフードドライブとは?
ファミマフードドライブは、一家庭で余っている食品を回収し、必要な人たちに届けるというシンプルかつ重要な取り組みです。JAしまねが運営する各支店に設置された回収ボックスには、家庭で食べきれない食品を寄付することができます。集まった食品はJAしまねにて取りまとめられ、近隣のファミリーマートにて実施されるフードドライブに持ち込まれ、必要とされる方々に届けられます。
取り組みの詳細
実施期間は11月11日から11月22日、12月9日から12月20日までで、回収ボックスの設置場所は次の5ヶ所です。
- - JAしまね出雲支店
- - JAしまね塩冶支店
- - JAしまね平田中央支店
- - JAしまね湖陵支店
- - JAしまね大社支店
寄贈品には、「食べきれない食品」という条件があります。尚、寄贈は島根県社会福祉協議会を通じて、生活困窮者などに届けられます。
各担当者のコメント
ファミリーマートの担当者は、「JAしまねに回収ボックスを設置してもらうことで、寄贈の機会を増やすことができると期待しています。また、普段ファミリーマートを訪れない方々に向けて、活動を広めることも重要です」と述べています。
JAしまねの担当者も、「これまでフードバンクや子ども食堂への支援を行ってきましたが、ファミリーマートとの連携により、より多くの方々に食支援の取り組みを知ってもらえると考えています」とのこと。
農林中央金庫の担当者は、「JAグループとファミリーマートが協力することで、地域活性化やサステナブルな取り組みが進展することを期待しています。他地域への展開も視野に入れています」とコメントしています。
未来に向けた展望
今回の取り組みは、地域に根付いた食支援の輪を広げる大きな一歩となります。ファミリーマートとJAしまねは今後も連携を深め、地域社会に役立つ様々な取り組みを推進していく予定です。寄贈活動がさらに広がり、島根県内での支援の輪が拡大することを願っています。地域に住む私たちも、少しの支援から大きな変化を生み出すことができるのです。
ぜひ皆さんも、余っている食品があればJAしまねの支店へお持ち寄りいただき、食支援にご協力いただければと思います。