マカオ観光局の新年メッセージと2025年の展望
新たな年を迎え、中華人民共和国マカオ特別行政区の観光局長、マリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス氏が新年のご挨拶をされました。2024年は、中国建国75周年とマカオの中国復帰25周年という、特別な意味を持つ年であり、観光局はその記念にふさわしい活動を展開してきました。
昨年の活動の一環として、日本市場でのプロモーションが活発に行われ、特に3月に開催されたコレド室町でのロードショーは、多くの人々にマカオの魅力を伝える機会となりました。さらには、9月には東京ビッグサイトでの「ツーリズムEXPO JAPAN2024」にも参加し、地域ビジネスの振興に貢献しました。12月には、日本の業界関係者をマカオに招待し、観光需要の拡大を図りました。
2024年の1月から11月までにマカオを訪れた日本人観光客は114,314人。これは既に2023年の年間訪問者数を大きく上回っており、全体として日本市場への回復が見られます。しかし、元々の規模である2019年の295,783人と比較すると、まだ回復の途上にあります。そのため、マカオ政府観光局は引き続き日本市場に注力し、2025年もさらなる訪問促進を目指します。
2025年の主なイベント企画
2025年の初頭から、マカオの街を彩る「ライトアップ・マカオ」が行われ、特に春節期間には華やかな電飾の山車が集まる「春節祝賀パレード」や花火大会が予定されており、訪れる人々が楽しめるプログラムが盛りだくさんです。加えて、4月には東京・秋葉原で「Experience Macao」イベントを開催し、広く観光地としての魅力をアピールする機会とします。
また、ユネスコの「食文化創造都市」にも登録されているマカオの食文化を体験できる「マカオ国際ガストロノミー・カーニバル2025」が6月に予定されており、多種多様な料理人たちが舌を唸らせるイベントになるでしょう。毎年恒例の「マカオ国際花火コンテスト」は9月、マカオグランプリと国際マラソンも12月に開催される予定です。
観光局は公式ウェブサイトやSNSを通じて、これらのイベントの詳細情報を提供し、より多くの観光客に期待を持たせる計画です。
マカオの概要とアクセス
マカオは、1999年にポルトガルから中国へ返還された特別行政区であり、約30㎢の面積に約70万人が居住する世界でも有数の人口密度を誇る都市です。中国市民が大半を占め、公用語は広東語や北京語、英語が一般的に使用されています。また、成田国際空港や関西国際空港からの直行便があり、アクセスも極めて便利です。
近年のインフラ整備により、香港からマカオへのアクセスが容易になり、多くの旅行者にとって魅力的な選択肢となっています。
まとめ
2025年も記念すべき年であるマカオにて、さまざまなイベントが予定されています。観光局の新春の挨拶にもあったように、マカオの観光シーンにおいて重要な役割を果たす一年となることでしょう。観光局は引き続き、日本からの訪問者を歓迎し、魅力的なプログラムを通じて新たな出会いを期待しています。