アシストスーツ専門の体験型施設が品川に誕生
医療用品メーカーのダイヤ工業株式会社は、2025年9月1日に東京都品川区に新たな体験型施設「アシストスーツミュージアム東京」をオープンすることを発表しました。この施設が誕生する背景には、急速に進行する高齢化社会や人手不足といった労働環境の課題が影響しています。特にアシストスーツへの期待が高まりつつある中、実際に試着し体験できる場が求められるようになっています。
体験型アシストスーツミュージアム東京の目的
この新たな施設は、東京都心に住む企業や労働者が、自社に最適なアシストスーツを見つけやすくするために設立されました。ダイヤ工業が運営する岡山県の「体験型アシストスーツミュージアム岡山」が好評であったため、東日本にも同様の施設が必要だという多くの声が寄せられました。そのような中、東京都品川区に設置することが決定したのです。
ミュージアムでは、様々な種類のアシストスーツを実際に「見て、触れて、体感」することができます。これにより、企業は自社に合った製品をより簡単に見つけることができるようになります。実際の装着感を体験できることで、アシストスーツの導入を検討するきっかけを提供し、普及を後押しする狙いもあります。
体験できる内容
「アシストスーツミュージアム東京」では、以下のような体験が可能です。
1.
多種多様なアシストスーツの体験
国内メーカーの製品を集め、試着してみることができます。これにより、自社に適したスーツを見つける手助けをします。
2.
専門スタッフへの相談
製品知識が豊富なスタッフが常駐し、企業の具体的なニーズに則した提案を行います。ここでの相談を通じて、アシストスーツの導入に向けた明確なステップを踏むことができるでしょう。
施設の構造
「アシストスーツミュージアム東京」は、品川区西五反田のTOCビル内に位置します。開館時間は午前9時30分から午後5時30分までで、完全予約制の施設です。土曜日、日曜日、祝日は休館日となっており、事前にオンラインフォームでの予約が必要です。入館料は無料ですので、気軽に訪れることができるでしょう。
施設のオープンは、労働者の労働環境を改善するための新しい一歩です。2025年7月にはプレオープンも予定されており、多くの関心が寄せられています。
体験型アシストスーツミュージアム岡山の成功
すでに運営されている岡山のミュージアムでは、多くの来場者を迎え、348社が訪れた実績があります。来場者の満足度は98%と高く、経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」でも取り上げられました。この成功を受け、東京でも同様の評価を得られることを期待しています。
ダイヤ工業は、この取り組みを通じてアシストスーツの普及を促進し、産業界の労働環境改善に貢献していく所存です。ぜひ、アシストスーツミュージアム東京に足を運び、未来の働き方に触れてみてください。
企業情報
ダイヤ工業株式会社は、岡山県岡山市に本社を置く企業で、コルセットやサポーター、アシストスーツといった医療関連製品の開発・製造・販売を行っています。今回の取り組みは、労働安全衛生分野での重要な一歩となるでしょう。