ヘラルボニーが新ブランドステートメント「Beyond Labels」を発表

ヘラルボニーが目指す「Beyond Labels」

株式会社ヘラルボニーは、岩手県盛岡市に本社を構える革新的なブランドで、2023年に新たなブランドステートメント「Beyond Labels」を発表しました。このステートメントは、偏見や既成概念を超えて新しい生き方を提案することを目的としています。

ブランドの背景と理念

ヘラルボニーは、創業以来「普通」であることを疑うことから始まります。同社は、一人ひとりの違いが尊重され、すべての人がその可能性を最大限に発揮できる社会を実現したいと考えています。ヘラルボニーの代表取締役、松田崇弥氏と松田文登氏は、この理念をもとに「誰かにつけられたラベルが人の可能性を奪う社会を変えたい」と強く訴えています。

「Cannes Lions」受賞の偉業

さらに、2025年6月にフランスのカンヌで開催される「Cannes Lions International Festival of Creativity」への参加を通じて、ヘラルボニーは「Glass: The Lion for Change」部門でゴールドを受賞しました。この受賞は、彼らの取り組みが国際的にも高く評価された結果です。壇上での松田兄弟のスピーチは、多くの観衆に強い印象を与え、「Beyond Labels」というメッセージが世界に発信される瞬間を共有しました。

特別な瞬間

壇上で、松田翔太氏（重度の知的障害を伴う自閉症）が「ビヨンドレーボーーーーー」と叫んだ瞬間、多くの人々が涙を流し、会場内は感動に包まれました。この一言は、ヘラルボニーが抱えていた思い、その背後にいる人々のストーリーが込められた言葉として、観客の心に響いたことでしょう。

将来に向けての挑戦

ヘラルボニーは「Beyond Labels」というメッセージを引き続き育んでいきます。新しい生き方の提案と、すべての人に可能性があるというメッセージを持続可能な形で広めていくことが、彼らの方向性となります。アートや福祉を通じた事業展開も続け、今後も国際的な舞台での活躍に期待が寄せられます。

会社概要

ヘラルボニーは、障害のイメージ変容を目指し、2000点以上のアート作品を管理するクリエイティブカンパニーです。また、フランス・パリにも新たに子会社を設立予定で、国際的な事業展開に力を入れています。社会貢献のために活動する同社の取り組みに、多くの支持が集まります。

公式サイト: ヘラルボニー
オンラインストア: ヘラルボニーオンラインストア