2025年に開催される第4回JVAシンポジウムの全貌と期待

第4回JVAシンポジウムの開催について

一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会（JVA）は、2025年4月20日（日）に「第4回JVAシンポジウム」を開催します。このシンポジウムは、日本におけるワインブドウ栽培に関する最新の技術や現状の課題を共有し、意見交換を行う貴重な場として位置付けられています。特に、ブドウ栽培の底力を高めるため、日本独自のワイン文化の構築が目的です。

シンポジウムの意義

近年、日本のワイン産業が急成長していることに伴い、ブドウ栽培への関心が高まっています。具体的には、品種開発や育苗、そしてテロワールへの適応など、多岐にわたる課題が生産者や技術者にとって重要なテーマとなっています。これらの課題解決に向けて、生産者、技術者、研究者、行政が連携して取り組むことが求められています。

JVAでは、ウイルスチェック済みの苗木の供給、海外品種やクローンの輸入、情報共有と技術交流を柱に取り組んでおり、その成果をシンポジウムで発表します。

開催概要

- イベント名: 第4回 JVAシンポジウム（講演会及びワイン試飲会）
- 日時: 2025年4月20日（日）開場12:30 / 開始13:00
- 会場: 東京大学生産技術研究所 An棟2階コンベンションホール
- 参加費:

- 【JVA会員】
- 講演会のみ参加: ¥2,000
- 講演会、試飲会参加: ¥6,000
- オンライン参加: ¥2,000
- 【非会員】
- 講演会のみ参加: ¥3,500
- 講演会、試飲会参加: ¥9,000
- オンライン参加: ¥3,000

- 主催】: 一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会（JVA）

参加希望者は、こちらからお申し込み

プログラム内容

第1部｜講演（13:00-17:00）

1. 原木園を知る
- フランスの原木園から最新のクローン・品種開発をレポート。
- 日本の食用ブドウ原木園の運営についても説明。
2. JVAの活動について
- JVA認証苗木の販売や原木園設立について。
3. 各ワイン産地の動き
- 各エリアの気候変動の実態について。
4. 日本ワイン大試飲会について
- ブルゴーニュで行われた日本ワインの試飲会の解説。
5. クラウドファンディングについて
- 原木園設立を目的としたクラウドファンディングの説明。

第2部｜ワイン試飲会（17:30-19:00）

JVA信認苗木を使用して造られたワインや全国のJVA会員が提供するこだわりのワインを試飲。会場には40種類以上のワインが揃い、造り手との対話も楽しめます。
具体的に提供されるワインの一部:

- 安心院葡萄酒工房: タナ 2023, メンシア 2023
- 秋保ワイナリー: NEO TRAIL ORANGE
- 小布施ワイナリー: セパージュヨーロピアン2023

など。

クラウドファンディングの開始

さらに、JVAは2025年4月15日よりウイルスチェック済みの高品質ワイン用ブドウ苗木を供給するための「原木園」設立に向けてクラウドファンディングを実施します。このプロジェクトでは、日本の多様な気候に適した品種やクローンの導入を考慮し、品質維持に欠かせない健全な苗木の供給基盤を築きます。日本のワイン業界のさらなる発展を目指し、皆様からの温かいご支援をお待ちしております。

プロジェクトページはこちら

日本ワインへの期待

一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会（JVA）は、持続可能なブドウ栽培の基本を築き、日本のワインが世界に誇れる産業に成長できるよう努めています。新しい品種や持続可能な栽培技術を導入し、日本のワインの国際競争力を高める活動に注力している同協会は、今後も多様な取り組みを行っていく予定です。

このシンポジウムは、参加者にとって非常に有意義な機会です。ぜひご参加の上、共に日本ワインの未来を築いていきましょう。