アビスパ福岡とコスモヘルスの新たな取り組み
アビスパ福岡とコスモヘルス株式会社は、環境問題に対する意識を高めると共に、社会貢献を目指す新プロジェクトを始めました。このプロジェクトは、「FUKUOKA TAKE ACTION!」をテーマに、アビスパ福岡のファンや様々な企業、団体と協力し、ペットボトルキャップを回収する活動です。この協力によって目指すのは、「キャップでつながる未来」。この活動は、サステイナブルな社会の実現に向けた重要なステップといえるでしょう。
プロジェクトの具体的な内容
本プロジェクトは主に3つの方法で進められます。第一に、アビスパ福岡のホームゲームが開催される際のスタジアムでの回収です。ここでは、ファンからペットボトルキャップを専用のボックスを通じて回収します。対象となる試合は3試合で、具体的な日付は以下の通りです。
- - 9月13日(土) vsセレッソ大阪
- - 9月27日(土) vsサンフレッチェ広島
- - 10月4日(土) vs横浜FC
回収は、試合開始の約3時間前から、試合の終了後30分まで行われ、スタジアム内の「シャレンブース」と総合案内所にて行われます。
第二に、コスモヘルスが提供する「SEVENGOALS」を用い、オフィスなどでの回収も実施します。このボックスを設置することで、企業が社員や来訪者にキャップ回収の協力を呼びかける仕組みが整います。
そして第三に、アビスパ福岡本社やクラブハウス、アカデミー寮でも回収が行われます。これらの活動により、回収されたキャップはNPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」への寄付に繋がります。
社会的インパクト
このプロジェクトの大きな意義は、ペットボトルキャップの回収がもたらす社会的なインパクトにあります。1台の「SEVENGOALS」を使用することで、最大2,800個のペットボトルキャップを回収することが可能で、これはポリオワクチン約3人分に相当します。また、設置そのものが、ポリオワクチン約50人分の寄付へとつながるのです。企業や団体、個人の小さな行動が集まることで、普段無駄にされがちな資源が社会貢献に役立つのです。
さらに、本プロジェクトではアビスパ福岡のファンやサポーターを含むパートナー企業と共に、最終的には10,000人の子どもたちへのワクチン支援を目指しています。これは単なる目標ではなく、実現可能な価値を創出するための道筋となります。
例えば、もし10社の企業が「SEVENGOALS」を職場に設置すれば、年間で数万人分のキャップを回収できる見込みです。このように、スタジアムでの回収活動によって、新しい観戦体験が生まれ、「応援」と「支援」が直結する形が実現します。
環境と医療への貢献
なぜペットボトルキャップの回収が重要なのでしょうか?日本ではペットボトル本体のリサイクル率は高いものの、キャップのリサイクル率は20%以下にとどまっています。キャップを焼却処分するのではなく、再資源化することによって、CO₂の削減や資源循環型社会の実現に貢献します。
このプロジェクトは、SDGsの「住み続けられるまちづくり」をはじめ、「つくる責任、つかう責任」、「パートナーシップで目標を達成しよう」といった目標にも寄与しています。
あなたの小さな一歩が未来を変える
アビスパ福岡とコスモヘルスの新たな試みが日常の中に根付くことで、より多くの人々が持続可能なアクションに参加するきっかけになることを期待しています。あなたの「1つのキャップ」が、未来を守り、命をつなげる力となります。ぜひ、スタジアムでキャップを持ってきて、その小さな一歩を踏み出してみてください。地域の皆さまに支援の輪を広げ、共に明るい未来へとつなげていきましょう。