「サステナブルな食」の未来を切り開く!MUFG ICJ ESGアクセラレーター大賞受賞企業を発表
三菱UFJ銀行とインクルージョン・ジャパンは、ロンドン発のサステナブルなコミュニティ・フードマーケット「モビメント・メトロポリターノ」と連携し、「MUFG ICJ ESGアクセラレーター FOOD×TECH Mercato」を開催しました。このプログラムは、食の未来を担う革新的な技術や取り組みを加速させることを目的としており、サステナブルな食・生物多様性の実現を目指す飲食事業者・ベンチャー企業を対象に、大賞を選出しました。
飲食事業者部門の大賞には、日本全国の畜産農家と連携し、資源循環型肥育やアニマルウェルフェアに取り組む
合同会社パラードが選ばれました。パラードは、持続可能な畜産経営を支援するため、生産から流通まで幅広い領域で活動しています。
ソリューション・ベンチャー部門の大賞には、野菜や果物の鮮度を長期的に維持できる冷蔵技術を提供する
株式会社Cool Innovationが輝きました。Cool Innovationは、自社開発の冷蔵技術により、フードロス削減やエネルギー効率向上に貢献しています。
さらに、協賛企業との連携を促進する「協賛企業賞」と、参加者投票による「ICJ賞」も授与されました。
受賞企業の取り組み
合同会社パラード
パラードは、日本全国の畜産農家と連携し、資源循環型肥育やアニマルウェルフェアに取り組むことで、持続可能な畜産を実現することを目指しています。具体的な取り組みとしては、以下の点が挙げられます。
資源循環型肥育: 畜産廃棄物を堆肥化し、農地に還元することで、資源循環を実現しています。
有機畜産: 化学肥料や農薬を使用せず、自然の力で育てられた飼料を使用することで、環境負荷を低減しています。
アニマルウェルフェア: 動物福祉に配慮し、ストレスの少ない飼育環境を提供することで、動物の健康と安全を確保しています。
パラードの清水代表は、「食の生産プロセスにおける哲学や考え方を重視し、地球全体の課題解決につながる現実的なソリューションを提供したい」と語っています。
株式会社Cool Innovation
Cool Innovationは、世界で深刻化するフードロス問題の解決を目指し、野菜や果物の鮮度を長期的に維持できる冷蔵技術を開発しました。この技術は、冷蔵コンテナや冷蔵倉庫モジュールに搭載され、流通過程での温度管理を最適化することで、食品の腐敗や劣化を防ぎます。
Cool Innovationの坂下代表は、「食料生産量の損失を減らし、水やエネルギーの無駄を削減することで、持続可能な社会の実現に貢献したい」と意気込みを語っています。
プログラムへの参加者からの声
プログラムに参加した飲食事業者、ベンチャー企業、大企業からは、以下のような声が寄せられました。
飲食事業者ファイナリスト: 「これからの飲食店の課題を共有し、互いに協力することで課題解決を進められると感じました。」
ベンチャー企業ファイナリスト: 「実店舗や生産者の方々との交流を通して、貴重なネットワークを構築することができました。」
食品メーカー・経営企画: 「飲食企業が食材ではなく、ESGに関するプレゼンを重視していることに新鮮さを感じました。」
MUFG ICJ ESG アクセラレーターについて
「MUFG ICJ ESG アクセラレーター」は、三菱UFJ銀行とインクルージョン・ジャパンが共同で運営するESGアクセラレータープログラムです。本プログラムは、ESGを重視する事業会社と、世界中のベンチャー企業を繋ぎ、社会課題解決に向けた協業を促進することを目的としています。
モビメント・メトロポリターノについて
モビメント・メトロポリターノは、食を通じて、持続可能なコミュニティ・マーケットを創り出すことをビジョンとする企業です。ロンドンを中心に、ワークショップやイベントを通じて、人々の交流と学びの場を提供しています。
今後の展望
今回のプログラムで選ばれたファイナリスト企業は、モビメント・メトロポリターノや協賛企業との連携を強化し、事業の拡大を目指していきます。今後も「MUFG ICJ ESG アクセラレーター」は、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを継続していく予定です。
お問い合わせ
「フードテックメルカート」公式サイト
https://www.ESGaccelerator.com
インクルージョン・ジャパン株式会社
https://inclusionjapan.com
株式会社三菱UFJ銀行
https://www.bk.mufg.jp/index.html