IFSとNEC、ホシザキに次世代基幹システムを導入
2026年4月10日、東京において、産業用AIソフトウェアを手がけるIFSと日本電気(NEC)は、大手フードサービス機器メーカーのホシザキが次世代基幹システム「IFS Cloud」を導入することを発表しました。この新しいシステムの導入により、ホシザキはその2つの主要生産拠点で700名以上のユーザーをサポートし、AI技術を活用した製造の最適化を図ります。
製造業は厳しい競争環境と製品の多様化に直面しています。また、従来のレガシーシステムはサポートが終了する時期を迎えています。そこでホシザキはこの状況を事業変革の機会と捉え、大規模なシステム刷新に乗り出す決定をしました。従来のERP環境は、過度にカスタマイズされ、分断されたシステムが組み合わさっていたため、業務の俊敏性やデータ活用の障害になっていました。
それに対抗する形で導入されるIFS Cloudは、標準機能で多くの業務をカバーしつつ、特殊な受注にも柔軟に対応できるのが特徴です。このアプローチにより、カスタマイズを抑えつつ投資コストを最適化し、将来的な拡張にも対応可能なERP基盤の構築が期待されています。具体的には、受注管理、生産計画、製造実行、在庫管理の機能を一つのプラットフォームに統合。これがAIによる高度な分析や最適化を実現するための、リアルタイムの可視性を提供します。
ホシザキは、ただ高品質な製品を作るだけではなく、IFSの登場により、最新バージョンへの適応力を高め、AIを通じた製造効率の向上と迅速な意思決定を目指しています。IFSアジア太平洋・日本・中東・アフリカ地域の担当者であるハンネス・リーベ氏は、「ホシザキが未来を見据えてIT基盤の刷新に取り組むことで、持続的な競争力強化が期待される」と述べました。
NECはホシザキに対するサポートをこれまで通り続けることを表明し、その製造業向けITトランスフォーメーションに関する知見を活かして安定性と拡張性を備えたERP基盤を提供する意向を示しています。このプラットフォームによってホシザキは、業務効率を上げつつ、新たな価値の創出も図ることができると確信しています。
IFSとNECの背景
IFSは1983年に設立され、製造、資産管理、サービス運用を支援する企業です。そのテクノロジーにより、企業は生産性や効率性を向上させ、AIの変革力を活用しています。
NECは125年の歴史を持ち、AIやセキュリティなどに強みを持ち、持続可能な社会の実現を目指しています。両社の協力によって、ホシザキは新しいERP基盤を構築し、変化するビジネス環境に適応していくことに挑戦します。