高校生が描く未来!新宿区のこども食堂で月1回の支援活動がスタート
東京・新宿区に位置する株式会社マーキュリーが、地域への貢献活動として注目を集めています。2024年10月16日から、同社が運営に協力している精華学園高等学校の生徒たちが、「にじこども食堂」で月に一度のボランティア活動を開始しました。この活動が目指すもの、そして未来の社会を担う高校生との交流の重要性について見ていきましょう。
背景と目的
都市部の子どもたちにとって、安心して過ごせる場所が不足しています。このような状況の中、「にじこども食堂」では、様々なバックグラウンドを持つ子どもたちに自由で温かい居場所を提供しています。今回の支援活動は、精華学園の生徒たちが地域貢献の機会を得ることを目的としています。活動を通じて、彼らは異なる環境で育った子どもたちとの交流からコミュニケーション能力や社会性を身につけ、新たな視点を得ることが期待されています。これにより、食堂を利用する子どもたちにとっても、高校生との交流が刺激となり、自身の未来を考えるきっかけとなるでしょう。
実施内容
初回のボランティア活動では、精華学園高等学校の生徒4名が「にじこども食堂」に参加し、子どもたちと遊んだり、話をしたりしながら交流を深めました。この活動は毎月1回行う予定で、持続的に地域に貢献できる形を整えていきます。
参加した精華学園生徒の声
活動に参加した生徒は、「初めての体験で新鮮で、子どもたちとのコミュニケーションをもっと頑張りたい」と語り、さらに「スタッフの方々と話せて非常に勉強になり、学校の授業では得られない貴重な経験ができた」との感想も寄せています。このような声は、高校生が成長し社会に貢献するための活動がいかに重要であるかを物語っています。
主催者の声
「にじこども食堂」の主催者、李甲実さんも「初めての経験にも関わらず、生徒たちは頑張ってくれました。子どもたちとも上手く接していて感心しました」と生徒たちの努力を称賛しました。このように、ボランティア活動は子どもたちにとっても、成長の機会となる貴重な経験です。
「にじこども食堂」とは
「にじこども食堂」は、18歳未満の子どもを対象としており、主に幼稚園から小学校6年生までの子どもが参加しています。毎週水曜日に活動しており、参加する子どもたちは7カ国のバックグラウンドを持つ多様なメンバーです。ここでは、子どもたちが自由に過ごせる環境が整備され、遊びたい子は遊び、勉強したい子は勉強することができる、アットホームな雰囲気が魅力です。
今後の展開
次回の活動は2024年11月13日に予定されています。さらなる発展として、マーキュリーのIT事業部の担当者が参加し、子ども向けのプログラミング教室を実施する計画があるとのことです。これにより、子どもたちはIT技術に触れ、未来の可能性を広げる貴重な体験が期待されています。
マーキュリーはこの取り組みを通じて次世代を担う若者の成長を支援し、地域社会との絆を深めることを目指しています。また、多様性を尊重する社会の実現に向け、教育機関や地域団体との連携を強化し、持続可能な社会づくりに向け取り組んでいく方針です。この活動は、若者たちが社会に挑む姿勢を育む重要なステップとなるでしょう。