東京国際工科専門職大学が新たに展開するインターンシップ
日本初のAIやIoT、ロボット技術、ゲームやCG分野に特化した教育を提供する『東京国際工科専門職大学』が、2025年秋にサイボウズ株式会社が提供するクラウドプラットフォーム「kintone」を活用したインターンシップを始めることを発表しました。この新しいプログラムは、学生たちに実際の企業環境でkintoneを使い、実務を通じて学ぶ貴重な機会を提供します。
企業内での業務アプリ開発
インターンシップでは、学生たちは株式会社ロケットスタートホールディングスに参加し、社内アプリの開発を行います。このプログラムは、大学の工科学部の「臨地実務実習」の一環として位置づけられています。遂行される業務は、リクルート出身で、同社の代表取締役社長を努める星栄一氏の指導の下で進められます。
学生たちは、優れたコンサルタントやエンジニアから直接支援を受けながら、リアルな業務課題に取り組むことになります。初めに事前ヒアリングを行い、企業の抱える課題を理解し、その上で自ら課題を定義してアプリの企画・設計から開発までを進めます。このプロセスを通じて、学生は主体的に考え、問題解決力を養うことが期待されています。
デジタル時代を見据えた取り組み
ロケットスタートホールディングスは、サイボウズのオフィシャルパートナーであり、インターンシッププログラムの実施でもサポートを行っています。代表取締役社長の青野慶久氏は、日本のデジタル化や少子高齢化の社会問題を解決するために、国際的な連携を大切にしています。このように、東京国際工科専門職大学もグローバルな視点を持って取り組んでいます。
サイボウズの期待
サイボウズ株式会社の執行役員であるマーケティング本部長・栗山圭太氏は、本プログラムの開始を歓迎すると共に、学生が実際に社内利用されるkintoneアプリを開発することで、業務改善に必要なスキルを身につけられることを強調しています。また、現場での実務経験が「DX人材」の育成に繋がると自信を持って語っています。これにより、学生たちが社会に出る前から実践的なスキルを身につけ、日本のデジタル変革に寄与することが期待されています。
kintoneの特徴
kintoneは、多くの企業で採用されているノーコード・ローコードツールであり、IT知識が無くても自社の業務に合わせたアプリを簡単に作成できます。顧客管理や業務日報、出張申請など、幅広い業務に応じた改良を迅速に行える点が大きな魅力です。
東京国際工科専門職大学の名声
この大学は、2020年に設立され、AIやIoT、ロボット、ゲームなどの分野で実践的な教育を行うことに特化しています。新宿にあるキャンパスには、最新のAIやVR技術が導入され、実際の企業での長期インターンシップにより、次世代のデジタル人材を育成しています。
これらの取り組みにより、卒業生は様々な業界で活躍しており、今後もさらなる成長が望まれています。サイボウズとの連携を強化し、未来のデジタル課題に立ち向かう人材養成が引き続き進んでいくことでしょう。