中小企業支援を加速するミラサポコネクトの取り組みとは

中小企業にとって、今の時代は支援のネットワークが極めて重要です。そんな中、中小企業庁は株式会社SoLaboおよびチームラボ株式会社と連携し、令和6年度に向けて「ミラサポコネクト」を拡充する取り組みを開始しました。この事業は、中小企業が必要とする支援を一元化し、強化するためのプラットフォームを提供することを目的としています。

ミラサポコネクトの概要

「ミラサポコネクト」とは、多くのステークホルダーが共有できる中小企業に関連したデータの連携基盤です。ここでは、中小企業の申請データや支援機関が持つ相談データといった情報が統合され、行政機関や支援機関、中小企業がより効果的に協力しあうための仕組みが構築されています。このデータの連携によって、企業は自分に合った支援をよりスムーズに受けることが可能となります。

2024年度に向けた新たな取り組み

中小企業庁は、2024年度中にこのミラサポコネクトを活用したマッチングプラットフォームを運用開始することを目指しています。このプラットフォームでは、中小企業の情報とその支援ニーズを集約し、各支援機関や金融機関が能動的に関与できる環境を整備することが計画されています。これにより、中小企業の持続的な成長を支えるための基盤が整うのです。

SoLaboの役割

株式会社SoLaboは、今回の事業において以下の5つの重要な業務を担当します：
1. 中小企業者、支援機関、有識者へのヒアリング調査及び分析
2. サービス利用状況の分析と改善提案
3. 利用規約関連文書の整備
4. 利用者拡大に向けた企画・制度面の検討・整備・運用
5. 問い合わせ対応

これらの業務を通じて、SoLaboはミラサポコネクト利用者の利便性向上を目指します。

SoLaboとは

株式会社SoLaboは、資金調達支援を中心に、中小企業のためにサービスを提供している認定支援機関です。毎月1,500件以上の問い合わせに対応し、これまでに6,000件を超える支援を実施してきました。近年では、事業再構築補助金などの補助金申請支援を強化し、早期経営改善計画支援にも力を入れています。このように、幅広い業務を展開することで企業のどのようなニーズにも応えられる体制を整えています。