マルウェア対策で業務提携:三井物産セキュアディレクションとフォティーンフォティ技術研究所
近年、Gumblarや震災を題材としたマルウェアなど、高度化・巧妙化するマルウェアの脅威が急増しています。従来のウイルス対策ソフトでは太刀打ちできない状況の中、三井物産セキュアディレクション株式会社(MBSD)と株式会社フォティーンフォティ技術研究所(FFR)は、この脅威に対抗するため、マルウェア対策セキュリティソリューションの共同開発と提供における業務提携を発表しました。
強力なタッグによる高度なマルウェア対策
MBSDは、ITリスクマネジメントのリーディングカンパニーとして知られており、セキュリティコンサルティングやセキュリティ診断、監視サービスなどを提供しています。一方、FFRは、世界トップレベルのセキュリティリサーチチームを擁し、高度なセキュリティ技術を有する企業です。両社の強みを融合することで、これまで以上に高度で効果的なマルウェア対策ソリューションが期待されます。
FFRの革新的技術「Origma+」と「FFR yaraiシリーズ」
FFRは、パターンファイルに依存しないヒューリスティック検出技術を採用した「Origma+(オリグマプラス)」や「FFR yarai(ヤライ)シリーズ」を提供しています。これらの製品は、未知のウイルスやマルウェア、脆弱性に対しても高い検知率を誇ります。MBSDは、これらの技術を活用することで、顧客への更なる安全性の提供を目指します。
MBSDが提供する「Web感染型マルウェア診断サービス」
MBSDは、FFRの技術をベースにした「Web感染型マルウェア診断サービス」を既に提供開始しています。このサービスは、顧客のWebサイトとそのリンク先を毎日診断することで、マルウェア感染や改ざんの早期発見を実現します。独自シグネチャの追加による検知精度の向上、セキュリティ専門家による安心の運用体制、そして低価格と高品質のサービスを両立させています。
未来への展望:未知の脅威への対応
両社は、今後FFRの「FFR yarai analyzer」を活用した、未知のウイルスやマルウェア、脆弱性への検知ソリューションの開発も検討しています。MBSDは、xSP向けのゲートウェイアンチウイルスサービスやIDS/IPSの補助機能としてのセキュリティ監視サービスへのオプション提供などを計画しています。さらに、FFRから提供されるセキュリティインシデント情報を活用し、脆弱性診断サービスの高度化や、カスタムシグネチャの配布なども行う予定です。
国内最高レベルのマルウェア対策サービスへ
今回の業務提携により、MBSDは国内最高レベルのマルウェア対策サービスの提供を目指します。高度化するサイバー攻撃から企業や個人を守るため、両社は今後も技術開発とサービス向上に努めていくことでしょう。この連携は、日本のサイバーセキュリティ強化に大きく貢献すると期待されます。
問い合わせ先
三井物産セキュアディレクション株式会社
経営企画部企画グループ小野澤/清水
TEL:03-5649-1962
E-mail アドレス:
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