電気興業がSBT認定を取得
電気興業株式会社(本社:東京都江東区)が、国際的な気候変動イニシアチブであるSBT(Science Based Targets)認定を取得しました。この認定は、同社グループが温室効果ガスの排出量削減目標を掲げ、その目標がパリ協定に基づく水準に適合していることを示しています。
SBT認定の意義
SBT認定とは、企業がパリ協定の目標に整合した形で温室効果ガスの排出削減目標を設定し、それが科学的に証明される制度です。この認定により、電気興業は世界の平均気温上昇を2℃未満に抑えるという国際的な取り組みに貢献することとなります。特に、パリ協定では1.5℃の目標に向けた努力も必要とされており、企業としての責任が問われています。
電気興業の削減目標
電気興業グループは、温室効果ガスの削減を具体的に進めるために以下の目標を掲げています:
- - Scope 1,2:2029年度に向け、2019年度比で42.4%削減を目指します。これには再生可能エネルギー電力の導入や効率的な運用方法の改良が含まれます。
- - Scope 3:同じく2029年度までに、2019年度比で45%の削減を図ります。具体的には、CO2削減を実現する製品の調達や、サプライヤーとの連携強化を行う予定です。また、販売した製品の使用に伴う排出削減も目指します。
サステナビリティ経営の推進
電気興業グループは、「未来の当たり前をつくる企業」を理念に掲げ、積極的なサステナビリティ経営を推進しています。SBT認定の取得は、同グループのビジョン実現と企業価値向上に向けての重要な一歩となります。これからも、社会と環境に貢献できる企業を目指して取り組んでいく意向を示しています。
参考情報
詳細な情報や問い合わせは、電気興業株式会社経営企画部までご連絡ください。