職人の誇りを映し出す「職人デニムプロジェクト」が始動
株式会社友伸エンジニアリング(本社:東京都府中市、一関工場:岩手県一関市)が、2026年4月に新たな試みである「職人デニムプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトは、広島県尾道市の「尾道デニムプロジェクト」とのコラボレーションにより実現され、工場で働く職人が国産デニムを作業着として着用します。特に注目すべきは、このデニムがただの作業着として消費されるのではなく、職人が実際に使い込むことで「世界にひとつだけのデニム」へと成長していく点です。
プロジェクト導入の背景と目的
職人の仕事を「衣服」で可視化する
このプロジェクトの根底にあるのは、職人の仕事の痕跡を可視化するという考えです。工場での作業中に生じる汚れや擦り切れは、職人が仕事に真剣に向き合っている証です。約1年間の着用期間を経て、それぞれのデニムには独自のエイジングが施され、それが職人としてのキャリアの象徴となります。
「作業着=消耗品」との常識からの脱却
一般的に作業着は消耗品と見なされがちですが、このプロジェクトはその常識を覆します。職人が着用するデニムが、彼らの仕事の厳しさや楽しさを物語として語ることを目指しています。「この会社で働くとデニムが育つ」という遊び心が、若い世代の採用ブランディングにも繋がっていくことでしょう。
産業支援とサステナビリティの貢献
国産デニムを用いることで、国内のものづくり産業の支援にも貢献し、作業着が使い捨てではなく「育てる衣服」となる価値観の転換を試みます。これはSDGsの目標12、すなわち「つくる責任、つかう責任」への具体的な取り組みでもあります。
代表メッセージ
代表取締役の栗須健二氏は、「私たちは、設計から板金、塗装、組立までを手がける制御盤の総合メーカーです。製作体験が社員旅行で人気になるほど、ものづくりを楽しむ文化が当社にはあります。日々の業務の中で、その楽しさを忘れがちですが、このプロジェクトを通じて、再び楽しさを思い出してほしいと願っています。楽しさが新しい発想を生み、その積み重ねが変化へと繋がるからです」と述べています。
プロジェクトの詳細
- - プロジェクト名: 職人デニムプロジェクト(友伸エンジニアリング×尾道デニムプロジェクト)
- - 始動: 2026年4月
- - 参加対象: 全社員(有志参加)
- - 着用デニム: 尾道デニムプロジェクトのオリジナルデニムPJ001
- - 着用期間: 約1年間(通常業務の際の作業着として使用)
- - 着用後の流通: 尾道デニムプロジェクトの委託販売を通じて、ユーズドデニムとして再流通
プロジェクトについて
「尾道デニムプロジェクト」は、「人が穿くことで完成するデニム」をテーマに掲げ、実際の職業や生活の場で履かれることで価値創造を行っています。多くの職業や企業がこのプロジェクトに参加し、注目を集めています。
このプロジェクトは単なるファッションの枠を超え、本物の職人の物語がデニムという衣服を通じて語られる新しい試みです。職人たちの誇りを胸に、彼らの手によって育てられるデニムの未来が待ち遠しいですね。