#北海道 #札幌市 #北海道大学 #Letara #1stRound

北海道大学発スタートアップ、Letaraの挑戦

2023年、北海道大学発のスタートアップ企業、Letaraが、東京大学が主导する大学横断型起業支援プログラム「1stRound」に初めて採択されました。このプログラムは、大学に関連する優れた技術やアイデアの事業化を目指し、数多くの大学が連携して構築した国内最大級のインキュベーションプラットフォームです。

「1stRound」とは何か？

「1stRound」は、東京大学を中心に8大学が参加しているプログラムで、主に大学の技術シーズを活用した新たなベンチャーの創出と育成を支援しています。大学横断型という特性を活かし、各大学の技術やアイデアを結集することで、支援体制をより強化し、より多くのスタートアップの成功を目指しています。

採択されたLetaraは、宇宙産業に特化したスタートアップであり、ハイブリッドロケット技術を用いた新しい推進システムを開発中です。この技術は、従来の危険な燃料を使用せず、持続可能で安全な燃料として、プラスチックを利用したものです。この新しい燃料の開発は、特に小型人工衛星の領域で注目されています。

Letaraの「宇宙輸送ネットワーク」構想

Letaraは、宇宙環境における衛星の移動をサポートします。彼らの技術は、小型人工衛星を様々な場所へ輸送するための新たな選択肢となります。具体的には、月や火星、小惑星などの宇宙ハブから最終目的地までの「ラストマイル」輸送を担うことを目指しています。これにより、人類の宇宙開発における持続性と効率性が向上することが期待されています。

Letaraの展望と期待

LetaraのCEO兼共同代表のケンプス ランドン氏は、このプログラムの重要性を強調し、「1stRoundに参加することができたのは、次のステップに向けた大きな一歩です」と語ります。特に、事業化に向けた資金支援や人材育成の重要性を強調し、今後の展開に期待を寄せています。

また、COOの平井翔大氏は、「このプログラムを通じて、より多くの支援を受けられることを大変楽しみにしています。私たちの技術が実用化される未来を目指して、精力的に取り組んでいきます」とコメントしています。

最後に

「1stRound」は、大学から生まれた技術やアイデアを実現させるだけでなく、次世代の起業家を育成する役割も担っています。Letaraの活躍により、宇宙産業における新たな可能性が広がり、私たちのライフスタイルにも変革がもたらされることに期待が高まります。

今後のLetaraの活動と「1stRound」プログラムの進展に、注目が集まっています。

関連リンク

サードペディア百科事典: 北海道 札幌市 北海道大学 Letara 1stRound

Wiki3: 北海道 札幌市 北海道大学 Letara 1stRound