金沢で行われた「SUNABANASHI SUMMER」の活動内容と意義
「SUNABANASHI SUMMER in Kanazawa」の開催レポート
2023年7月16日、金沢市で行われた「SUNABANASHI SUMMER」に参加することができた。このイベントの目的は、減少している遊び場である砂場を通じて、地域の公園を対象とした社会問題や課題について子どもたちが積極的に考え、解決を図ることだ。従来の公園づくりの枠を超え、子どもたち自身が自らの意見を発信し、それを持続可能な形で実現に結びつけることを目指している。
イベントの概要
「SUNABANASHI SUMMER」は金沢未来のまち創造館で開催され、日程は2023年7月16日の10:00から15:00まで。イベントには22名の子どもたちが参加し、地域の公園をより良くするためのアイデアを次々と提案した。主催者であるSUNABA Inc.は、「公園を使う当事者」である子どもたちの意見を重視し、彼らの意見を具体的な行動に落とし込むプログラムを展開した。
砂場を中心にしたワークショップ
当日は、砂場の掃除を行うところからスタート。子どもたちが自分たちで公園の環境を綺麗にし、その後に砂場遊びのワークショップへと移行した。子どもたちは砂を使った多彩な遊びを楽しむ中で、公園に関する問題についても真剣に話し合いを行った。
「カチコチの砂場では遊びにくい」、「公園でボール遊びができなくなった」といった、率直な意見が多く寄せられた。このような声は、子どもたちの視点から見ると当然のものであり、むしろ公園環境の改善には欠かせないものだと感じた。
公園改善のプロジェクト
イベントの後、子どもたちは自身の住む地区の公園を調査する課題に取り組むこととなった。1ヶ月後には第2回目の報告会が予定されており、公園の改善案を発表する機会が与えられる。本プロジェクトは一度きりではなく、持続的に続いていくことを主催者が強調している。これは、地域の公園をより良いものにするために、子どもたちが未来を担う重要な役割を果たすことを意味している。
主催者の想い
SUNABA Inc.のどろだんご先生は、子どもたちが見せたキラキラした表情に触発を受けたと語る。「どの意見も、彼らが公園を使う直接の当事者だからこそ出せるもので、それが社会の課題解決に向けた強いメッセージとなる」とのこと。この取り組みは、全国各地に広がる可能性を秘めており、今後が非常に楽しみである。
おわりに
「SUNABANASHI SUMMER」は、子どもたちの声を中心に据えた新しい公園づくりのモデルケースとも言えるだろう。公園という身近な場所を通じて、地域社会の課題を考えることができるこの活動に、引き続き注目していきたいと思う。参加した子どもたちの熱意が、未来の公園づくりにつながることを期待する。今後の活動から目が離せない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社SUNABA
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前4-26-28 2F
- 電話番号
トピックス（地域情報）
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。