妊娠届申請率が驚異の100% 東松島市の取り組みとは

妊娠届申請率が驚異の100%達成！

宮城県東松島市が2023年度、妊娠届申請において100%の達成率を記録しました。この素晴らしい成果は、母子モ株式会社が提供するデジタル化支援サービス『子育てDX』の「質問票サービス」の導入により実現したものです。この取り組みは、妊婦や自治体職員の負担を軽減し、より快適な子育て環境を提供することを目的としており、その効果が着実に表れています。

デジタル化による利便性向上

東松島市では、母子手帳アプリ『母子モ』を2021年11月から導入。当初から「すくすくアプリひがマーチ」として地域の子育てを支援してきました。2023年4月には、子育て関連事業をさらにデジタル化するため、『子育てDX』のオンライン相談サービス、予約サービス、質問票サービスが始まりました。これにより、多忙な妊婦は自宅で落ち着いて申請を行えるようになり、大きな利便性を享受しています。

特に『すくすくアプリひがマーチ』は、使いやすさが際立っており、申請時にはエラー表示機能が働くため、入力漏れを防ぐことができます。このようなサポートが整っているおかげで、妊婦の皆さんは不安なく手続きを進められます。

市役所の負担軽減

また、アプリからの申請は市役所の業務負担も大幅に軽減しました。事前に申請情報を把握できるため、窓口での対応がスムーズになり、紙での申請では必要とされていた記入内容の確認作業が不要になりました。これにより、年間で31.3時間から47.0時間の工数削減を実現しています。さらに、手作業による入力ミスを防ぐことで、業務の効率化が達成されました。

このように、東松島市の取り組みは、妊婦たちにとっても、自治体職員にとっても圧倒的なメリットをもたらしています。今後も、地域社会が連携し、子育て世帯がより安心して子どもを産み育てられるような環境作りを進めていくことが期待されます。