NEC、電気科学技術奨励賞で輝かしい成果を実現
2024年11月22日、NEC株式会社は第72回電気科学技術奨励賞において、三つの業績が受賞し、そのうちの一つが最高位にあたる「文部科学大臣賞」を獲得しました。この賞は、電気科学技術の進歩に寄与する優れた業績を表彰するものであり、NECのイノベーションが再び評価されたことを意味します。
受賞した三つの業績
1.
医療大規模言語モデルの研究開発と実用化
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受賞者: 辻川剛範(マネージャー)、宇野裕(プロフェッショナル)、久保雅洋(ディレクター)
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概要: 医療に特化した大規模言語モデル(LLM)の開発が進められ、カルテ情報の機械的な分析を実現。医師の労働負担の軽減に貢献し、国内で初めて医療LLMを搭載したカルテが完成しました。今後、医師の働き方の改革が進む中で、非診療業務の自動化により、約30%の労働時間削減が期待されています。詳細は
こちらをご覧ください。
2.
協調搬送ロボットの開発
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受賞者: 吉田裕志(主幹研究員)、安田真也(主任研究員)、熊谷太一(主任)
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概要: 複数の台車を安全かつ効率的に搬送するためのロボットを開発。形状や寸法が異なる台車の自動搬送を実現し、新しい運用スタイルを確立しました。物流施設における課題を解決する革新技術として評価されています。詳細は
こちらを参照してください。
3.
映像分析技術の開発
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受賞者: 山崎智史(主任研究員)、劉健全(ディレクター)、高橋祐介(シニアプロフェッショナル)
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概要: 数百台のカメラを駆使し、人物を0.01秒で高精度に追跡する映像分析技術を開発。特に新型コロナウイルスの流行時に、感染者の早期特定を目的とした対策ソリューションとして実用化され、ハワイ州の空港でも導入されました。この技術が観光業の復興に貢献したことでも注目されています。詳細は
こちらにて確認できます。
賞の意義とNECの今後
本電気科学技術奨励賞は、優れた業績が日本の産業発展に貢献することを目的とし、特選として文部科学大臣賞が贈られます。NECの受賞は、同社が新たな技術革新に挑戦し続ける姿勢の表れであり、今後も様々な分野での貢献が期待されます。技術の進化は、私たちの生活をより豊かにしてくれるでしょう。
興味を持たれた方は、NECの公式サイトをチェックし、最新の技術革新に触れてみてください。
お問い合わせ先
NEC グローバルイノベーション戦略統括部
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