日本発のバーバー教育がガーナでお仕事創出に寄与
日本発のバーバー教育が、ガーナで新しい雇用の機会を創出する取り組みが着実に進んでいます。このプロジェクトは、株式会社ファイヤーワークスと特定非営利活動法人CLOUDYが連携し、アクラに位置する「MR.BROTHERS CUT CLUB BARBER ACADEMY」で実施されています。2025年12月22日には、第一期と第二期の卒業生32名の卒業式が行われ、多くの関係者が祝福に駆け付けました。
このアカデミーでは、理美容業界で必要な専門技術の習得だけでなく、ガーナの職業教育制度に沿った教育課程が提供されています。卒業生たちは、早速に地元業界での就業を開始し、安定した収入を得るための一歩を踏み出しています。式典には政府や教育機関、業界関係者、卒業生の家族など、100名以上が参加し、13名の卒業生が代表して修了証を受け取りました。この日、特別に贈られたガーナの伝統的な織物である「ケンテ」を用いたストールも、彼らの新しい門出を祝う素敵な贈り物となりました。
卒業式では、ガーナ政府の技術・職業教育訓練機関(TVET)のディレクター、クアーノ・マイケル氏が「技術を学ぶことで、若者たちの人生の選択肢が広がり、収入の向上にもつながります。これからの新しい技術教育の取り組みを心より歓迎します」と祝辞を述べました。ガーナでは約3000万人の人口の中、労働人口の約8割がインフォーマルセクターに属し、特に若年層の安定した雇用機会の不足が深刻な課題となっています。
このプロジェクトは、バーバーの職業を通じて「手に職」を持つ若者を育成し、理美容業界の発展を目指すものです。現在、アカデミーはガーナの国家機関、Commission for Technical and Vocational Education and Training(CTVET)から専門学校としての仮認定を受けており、学生には理容師ライセンスも交付されています。これにより、ガーナ国内の教育制度に則った教育課程の運営が行われています。
近い将来、アカデミーは正式な専門学校としての認可取得を目指しており、教育制度としての基盤を強化し、卒業生への開業支援と海外展開の機会創出に積極的に取り組んでいく予定です。これにより、さらなる雇用の創出と地域のカルチャー産業の発展に貢献することを目指しています。
卒業式には、イースト・レゴン市長のマイケル・メンサー博士や、政府関連の技術教育機関の責任者、法律専門家などが参列しました。彼らの参加は、本プロジェクトの重要性を強く示すものであり、ガーナにおけるバーバーカルチャーの定着と発展への期待が高まります。
最終的に、このバーバーアカデミーの存在は、ガーナにおいて新たな雇用機会を提供し、若者にとっての希望となる取り組みです。アカデミーの卒業生は、今後も理美容業界で活躍し続け、ガーナの経済と社会に貢献することでしょう。