第10回すららアクティブ・ラーニング最終プレゼンテーション大会
2024年10月5日、オンラインで「第10回すららアクティブ・ラーニング」最終プレゼンテーション大会が開催されました。主催は株式会社すららネットで、教育に関するイノベーションを通じて「勉強する力」を育むことを目指しています。今年のテーマは「社会課題を解決する未来の仕事を提案しよう ~2040年に求められる会社や職業とは?」。全国から150名の小中高生が参加し、学びを深めてきました。
大会には、6チームが最終プレゼンテーションに進出しました。中でも最も評価されたのは、千葉県の個別学習塾G-Bravesに所属する小学生チーム・「クリエイティブクッキー」でした。このチームは、2040年にはAI技術の進歩で一人が複数の仕事をこなす社会になると予測し、その社会にマッチした教育サービス「クリエイティブクッキー」を提案。小学生だけのチームが最優秀賞を受賞するのは、第1回開催以来9年ぶりとなります。
プレゼンテーションの背景と評価
「クリエイティブクッキー」は、幼いながらも独自の視点で課題を探求し、様々なインタビューを通じて情報を収集しました。受賞後に彼らが語った感想には、大人や親と話をする際の苦労が挙げられましたが、全員で協力して一つのプレゼン資料を作り上げたことに誇りを感じています。審査員の中でも特に評価を受けたのは、丁寧なヒアリングを行ったことで得た実データを元に考え出された課題解決策の構成力でした。
特別審査員の伊井哲朗氏は、「クリエイティブクッキー」は他のチームに比べて課題を深く理解し、その上で具体的な提案を行っていたと賛辞を贈りました。提案された内容は、仕事や教育、環境にまで広がるもので、受賞理由としてその具体性や新しさが強調されました。
大会参加者の声
大会の責任者である道上智子氏は、過去に同イベントに参加した大学生からのインタビューも行い、これまでの経験が彼らの今の生き方に役立っていることが分かりました。参加者が単に学ぶだけでなく、その後の人生においても役立つスキルをいつの間にか身につけていることに自信を持っていると言います。
今後の展望
「すららアクティブ・ラーニング」は、時代の流れに合わせてより多くの子どもたちに参加してもらえるようなテーマやプログラムを考えていく予定です。次回の開催も期待されています。教育の変革は待ったなしです。
このイベントは、理念として「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を掲げるすららネットの重要な活動の一環であり、今後も多くの学生たちが成長する場を提供していくことが期待されます。